
みずみずしく育った山ウドの収穫に汗を流す農家(能代市二ツ井町梅内で)
能代市二ツ井町で、山ウドの収穫が最盛期を迎えている。ビニールハウス内では、シャキシャキとした食感が魅力の「春の味覚」が土から顔を出し、農家が掘り取り作業に汗を流している。今年度は天候不順の影響で栽培管理に苦労したという声も聞かれるが、品質は例年通り上々という。各地の市場から高く評価されており、二ツ井の特産が県内外の食卓を彩ってくれそうだ。
山ウド栽培は、昭和50年代半ばに当時の二ツ井町農協が冬季の農家所得確保に向けて奨励し、特産に定着した。JAあきた白神(本店・能代市)管内では、「白神山うど」の名称で県内外の市場に出荷している。
同市二ツ井町梅内字白岩悪戸山根の藤田清樹さん(53)は、ハウス4棟分の約1・4㌶で栽培。昨年春に畑へ株を植え付け、除草などの管理作業を経て11月末に株を掘り起こし、ハウス内に伏せ込んだ。土床(つちどこ)を電熱線で温めて成長を促し、先月中旬に収穫を始めた。
作業は最盛期を迎え、毎日4人がかりで汗を流している。土床を掘り起こすと、太くてみずみずしい山ウドが姿を現し、丁寧に根を切り落として収穫。ハウス内では、選別と調整、箱詰め作業も進められている。
藤田さんによると、今年度は天候不順に悩まされたという。昨年春は、長雨で畑への定植作業が進みにくかったほか、7月は極端な少雨に見舞われた。一転して8月には豪雨で畑が水に漬かってしまった農家もいた。今年に入って以降は例年以上の大雪で、ハウス周辺の除雪作業に追われる日が続いた。
現在は、早生種の「紫芽の白」を収穫。例年より細い物が多いというが、品質は上々。3月末にかけて「赤芽」「東武鯉玉」と品種をリレーしながら収穫が続く。
シャキシャキとした食感と春を感じさせる香りが魅力の山ウドは、炒め物や天ぷらなど、さまざまな料理に合うが、藤田さんは「生の食感を楽しんでもらいたい」と話す。軽く水にさらしてサラダのようにして食べるのがお薦めといい「ドレッシングや、みそをあえたマヨネーズで食べると、さっぱりしておいしい」と笑顔を見せた。
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