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宇部日報社

台湾のダイバーが死亡 水非常を歴史に刻む会が緊急会見【宇部】

 長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会(井上洋子代表理事)は8日、宇部市床波1丁目の新浦会館で、台湾出身のダイバー、ウェイ・スーさん(57)が前日の潜水調査の最中に亡くなった状況に関する緊急会見を開いた。遺骨の収集、返還について、井上代表理事は「今後、どのような形で続けていけるのかは、時間をかけて検討を進めていきたい」と述べた。  

 当時の状況について、ダイバーの伊佐治佳孝さん(37)が説明。ウェイさんが装備していた機材に記録された数値の分析から、何らかの原因でタンク内の酸素が高圧となり、高酸素状態による酸素中毒となったことで、けいれんして呼吸器具が口から外れ、溺水したとみられるという。けいれんを起こしたのは、坑道に入る前の水深32㍍地点と推定している。

 伊佐治さんは「彼は私に協力できるのがうれしいと言って来てくれた。自分の意思で、自分の技術をもって潜水していたと思っている。だから、誰のせいでもない」と死を悔やんだ。

  井上代表理事は「私たちの責任の取り方を考えなければならない。ただ、今は何よりウェイさんのご遺族を支え、彼の尊厳を守りながら、祖国の地が踏めるように全力を尽くしたい。遺骨の収集、返還の願いは消えることはないと思っている」と声を詰まらせた。  

 刻む会は11日まで予定していた潜水調査を中止し、6日の調査で収容した遺骨を警察に引き渡した。井上代表は、7日の追悼式に出席した韓国遺族会から、刻む会が用意していた遺族会の渡航費全額をウェイさんの遺族に渡すよう依頼があったことも明らかにした。  

 長生炭鉱水没事故の84周年犠牲者追悼集会は7日、宇部市床波1丁目の同炭鉱追悼ひろばで開かれ、韓国人遺族12人をはじめ、日韓両国の多くの市民が参加し、犠牲者の冥福を祈った。長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会主催。

  西岐波長生沖の旧長生炭鉱では、1942年2月3日に水没事故が起き、朝鮮半島出身者136人を含む183人が犠牲となった。同会では、犠牲者の遺骨の収容と遺族への返還に向けた活動を続けてきた。  

 井上代表理事は「遺骨は必ずあるとの信念で活動を続けてきた」とあいさつ。韓国遺族会のヤン・ヒョン会長は「長生炭鉱の犠牲者たちがこれ以上忘れられた存在ではなく、歴史の中に堂々と刻まれるその日まで、遺族会は歩みを止めることはない」と決意を述べた。  

 父親が犠牲になり、事故の4日後に生まれた常西勝彦さんやラサール石井参院議員、韓国の国会議員らも参列した。  

 刻む会がこれまでの活動から韓国行政安全部長官表彰を受けたことから、会場では同部過去史関連業務支援団のチャン・ドンス団長が井上代表理事に賞状を手渡した。日韓の中・高生の交流グループが、犠牲者一人一人の名前を読み上げる中、参列者が追悼碑に献花した。

会見する井上代表理事(床波1丁目の新浦会館で)

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