熊野に春呼ぶ「炎の竜」 新宮で御燈祭り

白装束の上り子たちが持つたいまつの炎によって現れた「火の滝、下り竜」(6日、和歌山県新宮市で)
和歌山県新宮市にある世界遺産・神倉神社で6日、熊野に春を呼ぶとされる「御燈(おとう)祭り」(国重要無形民俗文化財)が営まれた。白装束の男たち約1600人が参加し、燃えさかるたいまつを持って険しい石段を下った。
夕方から、538段の石段を上った先にあるご神体「ゴトビキ岩」そばに、上り子たちが続々と集まった。ゴトビキ岩のそばでおこされた御神火が大たいまつに移され、石段の中ほどまで下った後、再び石段を上って皆に分け与えられると、辺り一面が火の海のように明るくなった。
午後8時ごろ、いったん閉じられた山門が開け放たれ、最初に若者らが勢いよく駆け下った。上り子たちは列になって続き、地元民謡「新宮節」で「山は火の滝、下り竜」と歌われる光景をつくり出した。
同市の会社員、坂地良介さん(30)は次男の翔波ちゃん(1)と参加。「毎年のように上っているが、次男とは初めて。ずっと抱っこだったのでしんどかったが、良い思い出になった」と笑顔を見せた。
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