御神渡りを映画に クラファンで協力呼び掛け

映画製作に向けたクラウドファンディングの実施を発表する雪氷文化ネットワークのメンバーや支援者ら
雪や氷にまつわる地域の伝統文化を守ろうと活動している有志団体「雪氷文化ネットワーク」は、諏訪湖の御神渡(おみわた)り(御渡り)に関わる人々の姿を記録するドキュメンタリー映画の製作を企画し、資金を募るクラウドファンディングを始めると発表した。多くの市民や企業・団体からの協力を呼び掛けている。
八剱神社が毎冬行う御神渡りの観察を見学する場で出会った研究者や新聞記者らが意気投合し、2021年に結成された同団体。観察の光景を記録し、次世代に伝えていこうと、年ごろから映像作品の製作を企画してきた。
作品が取り扱うのは氷そのものではなく、約600年前から御神渡りを記録し続ける「御渡帳」をはじめとした、御神渡りにまつわる伝承。同団体の共同代表を務める気候変動適応の研究者・福村佳美さんは「どうして1カ月も毎朝の観察を続けるのか。将来の世代のために何を残そうとしているのか。それを記録して、国内外の人や将来の子どもたちに見てもらいたい」と思いを述べた。
映像制作は桜映画社(東京都)が担当する。監督は、諏訪シネマズ認定映画「よあけの焚(た)き火」(2019)などを撮影してきた土井康一さん。御神渡りの観察と記録を担う八剱神社も撮影に協力するといい、宮坂清宮司は「御渡帳の中には、人々の命をつないできた『生きた歴史』が現れていると思う。文化の伝承を残してくださることは大変ありがたい」と感謝した。
クラウドファンディングの実施期間は4月7日まで。目標額は800万円で、未達成の場合はプロジェクトを中止する。支援額によって、エンドロールに支援者の氏名や企業・団体のロゴマークを掲載できる。御神渡りにまつわる思い出や写真も募集中。詳細は同団体のホームページ https://winterculturejapan.wixsite.com/home/ja へ。
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