ユニファイドスポーツ「フロアボール」の交流会 長野県駒ケ根市中沢小で

中沢小での交流会でフロアボールに取り組む参加者
スポーツを通じ、障がい児との交流や相互理解を推進する「ユニファイドチャンピオンスクール」に全国で初めて認定された長野県駒ケ根市中沢小学校で28日、障がい者と健常者が共にプレーするユニファイドスポーツ「フロアボール」の交流会が開かれた。学校を核に地域一体で共生社会の実現を目指そうと関係団体が企画し、一般に参加を呼び掛けた。地域住民や同校児童ら35人ほどが競技に熱中した。
中沢小は校内に県伊那養護学校(伊那市)の「はなももの里分教室」があり、誰でもプレーしやすい室内ホッケーのフロアボールを2023年度から授業に導入。こうした取り組みがスペシャルオリンピックス(SO)国際本部(米国)の定める基準を満たし、公益財団法人「SO日本」(東京)から同スクールの認定を10月に受けた。
交流会を主催したSO日本・長野の担当者で、同校の保護者の小林太一さん(41)によると、校内では障がいの有無を超えた交流が「当たり前となっている」。取り組みを推進し、中沢地区を「ユニファイドフロアボールの里中沢」として学校を中心に相互理解の輪を広げたい考えで、普及の手始めに住民参加を呼び掛けた交流会を企画した。
この日は、3月にイタリアで開催された知的障がい者のためのスポーツの祭典、SO冬季世界大会で銀メダルを獲得した日本選手団のメンバーらも参加し、パスやシュートの練習からスタート。選手を交えた試合に挑戦し、参加した大人や子どもたちは息を切らしながら夢中になってボールを追い掛けた。励ましの声を掛け合って楽しんだ。
中沢小の卒業生で会社員の堀内智加さん(27)=駒ケ根市赤穂=は「とても楽しめました。地域に広がり、障がいのある人もない人も分け隔てなく過ごせるようになれば」。同校4年の児童(10)は「(代表の選手は)すごくうまかった。たくさんの人に関わってもらいたい」と願っていた。
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