岡谷市に中学生サッカークラブ 部活地域移行の受け皿、来年4月本格始動 長野県

サッカーの練習に取り組む中学生たち=19日夜、下諏訪町社中学校グラウンド
長野県岡谷市を拠点に活動するサッカーのジュニアユース(中学生)クラブチームが発足する。同市では小学生のサッカーチームはあるが、中学生のチームは初。中学校部活動の地域移行が課題となる中、その受け皿として子どもたちが中学生になってもサッカーを続けられる環境をつくる狙いだ。チーム名は「AC NoRIS(ノーリス)」とし、メンバーを募集中。来年4月の本格始動を目指す。
ともにサッカーに取り組む小学生の子を持つ丸茂淳さん(51)と河西正輝さん(45)さんが中心となって検討してきた。チームの運営は丸茂さんが立ち上げた「North Company」(同市)が担い、スポンサー企業の募集なども併せて進める。
丸茂さんらは児童数減少に伴う部活動の存続を懸念。市内の中学校では既に北部中と西部中が合同チームをつくっているほか、今年度まで単独でチームを組めていた東部中も来年度は部員数の減少から統合が予測されていて、東部中を母体としたクラブチームへの移行が持ち上がった。
一方、同市や近隣の下諏訪、辰野にはクラブチームがなく、塩尻や松本、茅野まで行かざるを得ない状況。保護者の送迎も困難で、サッカーを続けられない子どももいる。このため、「岡谷にチームができることでサッカーを続けられる。それがチーム設立にあたって一番の目的」という。
現小学6年生~中学2年生を対象に募集。居住地や性別は問わない。入会金1万円、年会費1万円、月会費5000円(保険加入月6000円)。既に指導者3人を確保するとともに、メンバーの登録を進め、これまでに市内のほか、諏訪や茅野の男女8人が参加。練習会や体験会を開いて準備を進めている。
また、指導者への報酬や遠征や大会参加費、その他備品購入費などを賄うため、スポンサー企業も募集中。協賛金に応じた返礼も検討する。
指導者の一人で小学生チームFD長地の監督も務める後藤亮さん(49)は「部活動が難しくなる中で、サッカーを続けられることが大切。高校年代に向けて、体力面を含めサッカーの基本から指導していきたい」と力を込める。
来年には高円宮杯JFA U-15南信2部リーグ、中体連などの各大会に参戦を予定。1月の練習日は18、25日と決まっている。情報はインスタグラムで発信する。
丸茂さんは「中学校でもサッカーを続けたいという子がいるし、サッカーに限らず、スポーツをやりたいという子もいる。部活動地域移行のモデルケースとして一石を投じられれば」と話す。問い合わせは丸茂さん(電話090・3475・4501)へ。
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