かわいい干支「午」 繭玉細工で5巡目の馬 97歳の高城さん(遊佐)手掛ける
繭玉細工に取り組んでいる遊佐町吉出の高城繁子さん(97)が、来年の干支(えと)「午(うま)」にちなみ馬をかたどったお守りや置物作りを進めている。

来年の干支「午」をかたどった繭玉細工と高城さん
高城さんは旧温海町の出身で、若い頃は旧国鉄鼠ケ関駅に勤務。旧羽黒町出身の夫と結婚し開拓のため遊佐町吉出に移住した。旧遊佐町農協(現・JA庄内みどり)による養蚕産業の推進が始まり、「売り物にならない繭玉で何か作れないか」と同農協養蚕婦人部員たちと一緒にブローチやブーケなどの細工を始めたという。
1972年の子(ね)年から干支の動物を模した細工も作るように。養蚕が盛んだった当時は町内に20軒ほどあったという蚕農家も、約半世紀たった現在は1人、繭玉細工を手掛けるのも高城さん1人になった。
約3センチほどの繭玉に紙粘土の重りを入れ、麻ひものたてがみやひし形の耳を付けた繭玉を組み合わせ模様をペイント。仕上げにしっぽとくらを取り付け出来上がり。高城さんははさみや手芸用ボンド、彫刻刀などを器用に使い、一つ一つ丁寧に仕上げていた。
馬を作るのはもう5回目と笑う高城さん。今年9月から制作作業を始め、来年1月中旬までに400―500個作る予定という。高城さんは「繭の大きさに合わせて形や表情を作るのが大変だが、そこが面白い。毎年待っていてくれる人がいてありがたい。体が元気なうちは作り続けたい」と話した。お守り用は同町野沢の竜沢神社のお札を付け、置物用はプラスチックのケースに入れる。お守りはJA庄内みどりを通して東京の米卸市場などに送られるほか、ケース入りとお守りは遊佐町の道の駅ふらっとで購入できる。

高城さんが手掛けた愛らしい繭玉細工
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