厳かに「火合わせ神事」 鳥海山頂の神火望見でき感激
鳥海山の山頂直下と7合目の御浜、遊佐町吹浦の西浜海岸、酒田市の宮海と飛島で一斉に火をたき、火の見え具合で農産物の作況を占う「御浜出(おはまいで)神事」が14日夜、厳かに執り行われた。
同町の鳥海山大物忌神社(高橋廣晃宮司)吹浦口之宮に古くから伝わる神事で、同宮が主祭神の大物忌神と併せて祭る月山神の例大祭の宵祭り。地元では「火合わせ」と呼ばれ親しまれている。
この日は午後7時ごろ、両神のみこし行列が同宮を出発。夕闇が迫る中、吹浦漁港そばの一角に着くと、うずたかく積まれた薪に火が移された。神火が燃え上がる中、高橋宮司が祝詞を奏上。お頭舞(獅子舞)、みこ舞が奉納され、氏子代表ら地元関係者が玉串をささげて所願成就を祈った。

神火が高く燃え盛るそばでお頭舞が勇壮に奉納された=西浜海岸
一方、標高約1700メートルの御浜では、御浜小屋管理人の竹田忠正さん(74)、悦子さん(71)=酒田市北新町二丁目=夫妻が神事の準備。例年であれば西浜海岸を見下ろせる尾根筋に祭壇を設けるが、この日は風が強く小屋そばの空き地で火をたいた。宿泊者も拝礼に参加。炎と鳥海山頂に向かって柏手を打ち、お神酒を頂いた。
例年、梅雨のさなかの行事とあって他の場所の神火を望見できる機会は少ないが、この夜はみこしが同宮に帰る際に鳥海山頂の火が確認され、参加者たちを感激させていた。

夕焼けが映える日本海に飛島が浮かぶ中、神火がたかれて宿泊者らが拝礼した=御浜小屋
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