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ウポポイで丸木舟製作 解説プログラムなどで活用へ アイヌ民族文化財団

 アイヌ民族文化財団(札幌市)が白老町で運営する民族共生象徴空間(ウポポイ)で、ウポポイ職員の山道陽輪(ようまる)さん(35)が丸木舟(チプ)の製作を進めている。丸木舟は、アイヌ民族が漁や水流を活用した荷物の運搬に使用した伝統民具。近年は製作の機会が減っており、風景を公開しながら年末までに完成させ、丸木舟のプログラムで活用していく。

丸木舟製作に向けて汗を流す山道さん

 丸木舟の製作はアイヌ文化の伝承のために取り組む地域はあるが、舟に適した大きさの樹木の入手が難しくなっているため、機会は希少になっている。

 今回の木材は、2022年7月に同財団とアイヌ文化の振興に関する協定を結んだ東京大学大学院農学生命科学研究科付属演習林北海道演習林(東大北海道演習林、富良野市)から有償で提供された。長さ7・5㍍、太さ60㌢ほどで、樹齢250年のカツラの大木という。

 山道さんは、通常業務の合間を縫い、工房前で作業を進めていく。必要に応じてほかの職員がサポートし、入場者は伝承の製作方法を自由に見学できる。工程などの質問にも応じるので、完成までの過程を一緒に追うことができる。

 4月末までに舟の形に荒彫りし、8月末までに整形し、年末までに仕上げる。

「チプサンケ(舟おろし)」を来年4月末ごろに行い、10月末ごろまで丸木舟の実演、解説プログラムで活用していく。

 製作を開始した2月13日は、作業の安全を祈る儀式を執り行い、その後は山道さんらがおのや木材の表面を削る工具「ちょうな」「もった」などを使って厚い木の皮を丁寧に剥いだ。山道さんは汗を流しながら、「かつての暮らしに思いをはせながら、丸木舟をはじめ、さまざまなものづくりが伝承されていることや舟の乗り手が育成されていることを知ってもらえたら」と意気込んだ。

 同財団によると、ウポポイでは丸木舟を開業前に2隻、開業後に1隻製作し、今回で4隻目という。

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