欧米のインフルエンサー庄内へ 大日坊で即身仏拝観 「ストーリーに感動」「独特の文化素晴らしい」
欧米圏で発信力のあるインフルエンサー2人が18、19の両日、庄内地方を訪れた。2人は17―21日の4泊5日の日程で東北各県を巡っており、18日は鶴岡市大網の瀧水寺大日坊(遠藤宥覚住職)で即身仏などを見学し日本の歴史や精神文化に触れた。
庄内を訪れたのは米国在住のロレッタ・スコットさん(36)とフランス在住のジャマル・ギヨームさん(34)の2人。スコットさんのYou Tubeチャンネルは18万6000人が登録しており、インスタグラムも1万2000人がフォローしている。視聴者は米国、アルゼンチン、カナダ、イギリスなどで広範囲への影響力を持つ。ギヨームさんは合同会社「イチバン・ジャパン」のクリエーター、ライターとして活躍中でフランス語圏への影響力が高く、インスタグラムやフェイスブックなどでさまざまな情報を広く発信している。
昨年、東北圏の欧米人宿泊者数がコロナ禍前と比較して順調に回復しており、日本への旅行で地方への訪問意向も高いことから今回、東北観光推進機構(仙台市)が東北圏の各自治体と連携し、欧米圏に影響力のある2人を招聘(しょうへい)。東北各県を巡って自然や歴史、食文化、精神文化などを体験・発信してもらい、欧米からのさらなる誘客促進を図る。
2人は17日に福島県を訪れ、18日は米沢市、村山市を経由して庄内入り。訪問先の大日坊では、遠藤祥成副住職から同寺の由来や徳川将軍家との関わりなどの説明を受けた。

遠藤副住職(左端)から大日坊の由来などについて説明を受けるスコットさん(手前)とギヨームさん(中央)=18日
続いて同寺に安置されている即身仏を拝観。遠藤副住職から「即身仏となられた真如海上人は江戸時代に生まれ、大飢饉(ききん)が起こった1783(天明3)年、多くの餓死者が出る中で人々を救うため96歳で生身のまま土中に入り、自ら仏となった。240年余りがたった今も上定されたそのままの尊い姿をとどめている」と話を聞き、2人は静かに手を合わせていた。
スコットさんは「難しい話だったが、即身仏やお寺の成り立ちなど多くのストーリーに感動した」、ギヨームさんは「即身仏の着物が鮮やかで見とれた。こうした独特の文化は初めて触れたので素晴らしいと感じた」とそれぞれ話していた。

即身仏となった真如海上人の前で手を合わせるギヨームさん
2人はこの日、同市のスイデンテラスに宿泊。19日は鶴岡市立加茂水族館や酒田市の山居倉庫などを訪問し、秋田県へ向かった。
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