諏訪湖を守り、魅力伝える「案内人」養成へ学習交流会 長野県

学芸員の案内で下諏訪町の諏訪湖博物館・赤彦記念館を見学する参加者たち
官民でつくる諏訪湖創生ビジョン推進会議は26日、学習交流会「諏訪湖の魅力を伝えよう!」を長野県下諏訪町の諏訪湖博物館・赤彦記念館で開いた。諏訪湖の自然や文化を守り、次世代や観光客らに魅力を伝える「諏訪湖の案内人」(仮称)を来年度から養成することにしており、その前段イベントに位置付け。定員の40人が参加し、諏訪湖に関わるトップランナー3人の話を聞いて知見を広げた。
「自然・文化を守る」「魅力を伝える」の二つにテーマを分け、前半は同推進会議会長の沖野外輝夫・信州大学名誉教授が水生植物の変遷に関して講演した。湖畔の埋め立てや護岸工事などで、当たり前に見られた植物が少なくなった経緯を解説。「それぞれの生物に暮らし方がある。それを知らないと残そうと思ってもできない。これからを考えるにはこれまでを振り返ることが大事」と述べた。
「伝える」に主眼を置いた後半のトークでは、自転車冒険家の小口良平さんと同館館長の宮坂清さんが登壇。小口さんは、参加者自らに考えてもらったり、物事の概念や裏側を伝えたりするガイド手法を示し、「自身が子どもの頃の諏訪湖での体験を、話の中に織り交ぜると喜ばれると思う」と紹介。宮坂さんは、星ケ塔遺跡ツアーの人気ぶりに触れながら「学びの観光」に対する関心やニーズは高まっているとした。
案内人は4月に開所する県諏訪湖環境研究センター(仮称)を拠点に養成していく考えだ。下諏訪町の宮澤みち子さん(74)は、冬の湖に毎年飛来したオオワシ「グル」をモデルにした紙芝居の制作に携わり、このほど県シニア大学諏訪学部を卒業。「諏訪湖は生活の一部で、私たちの誇り。風景や伝説、ロマンも伝えていけたら」と話した。
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