厚陽小・中でキャリア教育講演会 仕事への理解深める【山陽小野田】
働く人の話を聞いて職業選択の参考にしようと、厚陽小・中(池田訓啓校長)で8日、キャリア教育講演会があり、小学3年生から中学生までの52人が看護師や漁師の話に耳を傾けた。
将来、就きたい仕事についての理解を深め、その目標に向かって頑張る気持ちを育もうと、毎年実施している講演会。小学3年生が初めて参加した。
講師は地元で働いている警察官、保育士、建築士、薬剤師、消防士、美容師、市職員ら12人が務めた。前・後半の2回の講演のうち、自分が興味のある仕事を二つ選んだ。
看護師の仕事では地元在住で現在、日本赤十字九州国際看護大(福岡県宗像市)で教えている川﨑幹子さんが講演した。
川﨑さんは産婦人科などでの赤ちゃんの扱い方について人形を使って説明。「優しく包み込むように抱きかかえ、寝かせるときはお尻から床につけていく」とアドバイス。子どもたちに聴診器で心臓の音を聞かせ「赤ちゃんは体が小さく心臓から出た血液が大人よりも早く戻ってくるので心拍数が速い」と説明した。車椅子の体験もあった。
質問コーナーで看護師を目指した理由を聞かれた川﨑さんは「小さい頃に家族が亡くなった経験があり、助かる命があるなら助けてあげたいと思って志した」。やりがいについては「病気が良くなって患者さんや家族が『ありがとう』と言って元気で帰られる姿に喜びを感じる」と話した。
講演を聞いた運天華怜(かれん)さん(小学5年)は「獣医師を目指しているが、それに近いと思って看護師さんの話を聞いてみた。動物も人も優しく接することが基本というのを学んだ」と話した。
菓子店トロアメゾン(郡)を営む水上隆男さんは仕事の他に人生の先輩としていろいろな気付きを話した。山本美鈴さん(中学2年)は「パティシエを目指しているので参考にと参加した。できない理由を探すな、途中で夢を諦めるなという言葉が心に刺さった」と貴重な講演会に満足していた。
池田校長は「将来を見据えて、自分が何をすべきか、何を学ぶべきか現場の生の声を聞くことはためになったと思う」と意義を話した。
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