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「古寺巡礼」エピソード語る 弟子の藤森さん堤さん 撮影より仏像見ている時間長く… 土門拳記念館40周年トーク

 酒田市飯森山の土門拳記念館(佐藤時啓館長)が開館40周年の節目を迎え、記念事業の一環としてトークイベントが1日、同市のホテルリッチ&ガーデン酒田で開かれた。共に同市が生んだ世界的写真家で名誉市民第1号土門拳さん(1909―90年)に師事した写真家の藤森武さん、堤勝雄さんの2人が内弟子時代の思い出などを語った。

 土門拳記念館は、土門さんから全作品約7万点の寄贈を受けた市が83年10月1日、一人の作家をテーマにした世界でも類を見ない写真専門の美術館として開設。現在は土門さんの作品約13万5000点を収蔵しており、これらを広く紹介するとともに、土門さんに縁のある写真家の企画展などさまざまな催しを開催し、国内外から多くの来館者が訪れている。

 この日は市民ら約100人が参加。記念館学芸員の田中耕太郎さんが「記念館のこれまで&これから」、藤森さんと堤さんが「弟子が語る古寺巡礼」をテーマにそれぞれ講話した。

 このうち藤森さんは冒頭、「先生は人使いが荒かった。『一人だけだと殺されてしまう』と思い、約半年後に声を掛けたのが堤さん」と。これに対し堤さんは「当時の大卒初任給は1万8000―2万円。その時代、私は先生に給料として2万円頂いていた。かなりの厚遇だった」と続けた。

 互いに内弟子として撮影助手を務めた平等院鳳凰堂、聖林寺十一面観音像、東大寺など「古寺巡礼」にまつわるエピソードについて藤森さん、堤さんは「撮影よりも、仏像を見ている時間の方が長く、寺には嫌われていたようだ。先生は偽物を絶対に撮らない人。そのため常にデータを収集していた」と語った。

 一方、田中さんは「当初計画で記念館は2階建ての予定だったが、景観に配慮し平屋になった」など裏話を紹介しながら講話。「これから先、展覧会をどう盛り上げていくか。展覧会は写真集がベースとなっているが、新たな切り口による企画展なども考えていきたい」などと未来を見据えた。

 引き続き記念祝賀会が行われ、今年6月に就任した佐藤館長(東京藝術大学教授)は「記念館は40年にわたり、凜としてそこにたたずんでいる。己の真を写すのが写真。真は心と解釈すると分かりやすい。写真文化の発信拠点として充実のため尽力していく」と謝辞。出席者が「これまで」「これから」に関する話に花を咲かせた。

内弟子時代の思い出を語る堤さん(左)と藤森さん

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