6施設の利用者が交流 「のしろであいのコンサート」

たくさんの笑顔が参集、音楽で触れ合いを深めた第39回のしろであいのコンサート(能代市文化会館で)
障害の有無にかかわらず、音楽を一緒に楽しみ触れ合う第39回のしろであいのコンサートは1日、「笑門~みんな笑って~」をテーマに能代市文化会館大ホールで開かれた。オリジナルソングの演奏や、同市内外の六つの障害児・者施設の利用者たちによるステージ発表が行われ、会場に集った約350人の笑顔と交流の輪が広がった。
市民有志でつくる同コンサート実行委員会(小川金芳実行委員長)が主催。国際障害者年をきっかけに、障害の有無にかかわらず、一緒に音楽を楽しみ、出会い、触れ合い、お互いに理解を深める場として、昭和58年から開催している。新型コロナウイルス禍で2年間中止し、昨年再開した。
この日は、事情により出演を取りやめた施設もあったが、能代市内5施設と北秋田市1施設の利用者や職員、家族、一般など合わせて約350人が大ホールに集い、39回目の幕を開けた。
プログラムは2部構成で、第1部は「笑門~みんな笑って~」のテーマの下、バンド「MU」によるオリジナルソングの演奏。過去の同コンサートで詩(歌詞)を公募・発表した5曲を、能代山本手話研究会のメンバーによる手話通訳とともに披露した。このうち「母さんの夢」は、「ありがとうを伝えたくて」がテーマだった第28回(平成22年)の応募作品で、作詞者の大山美文子さん(能代市)が自ら歌唱した。
第2部は施設利用者によるステージで、初参加のりぼん就労支援・生活介護センター(能代市)とサンすまいる・しののめ(同)をはじめ、能代地域生活支援センター(同)、ねむの木苑(同)、尚生多機能型事業所(同)、吉野郷(北秋田市)が出演。練習を重ねてきた歌や、乗りのいいダンス、活動紹介、太鼓演奏を交えた出し物を堂々と発表した。
初参加で「大トリ」を担ったサンすまいる・しののめは、利用者の支援学校中学部と高等部の生徒たちが音楽に乗せてアートと書道、ダンスを融合させたパフォーマンスにもチャレンジ。虹がかかり、手形の花がらんまんと咲く真ん中に力強い文字の「笑顔」が映える作品を完成させた。
フィナーレは恒例の「北国の春」の大合唱で、参加者全員で歌い上げてコンサートを締めくくった。
今回は、各施設の作業製品販売が〝復活〟したほか、それぞれの活動の様子や事業内容のパネル紹介も行われ、来場者はコンサートを楽しむとともに、障害の有無や老若を超えて支え合い、共に生きる地域社会に思いを巡らせた。
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