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若き医師 現場で奮闘 足寄町国保病院に今年度17人の研修医

 足寄町国保病院(村上英之院長)が初期研修医を積極的に受け入れている。同病院では今年度、旭川医科大学病院と帯広厚生病院から過去最多の17人が学ぶ。村上院長は「若い時に地域の実情を知ってもらい、地域医療に進む人が一人でも多くなればと思っている。指導は大変だが、戦力として一人の医師を確保できる面では大変ありがたい」と話している。

初期研修医や実習生らと意見を交換する村上院長(左から3人目)

 医師は医科大学の6年次に卒業試験と医師国家試験に合格後、2年間、初期研修としてさまざまな診療科で1カ月以上の実務経験を積み、さらに3年間の専門研修プログラム(後期研修)を経験しなければならない。

 足寄町国保病院での初期研修医数は2017年度は1人、18年度は2人、19年度は1人、20年度は2人だった。ところが、21年度に9人、22年度は12人と急激に増え、今年度は17人を受け入れた。川島英明事務長は「小さな自治体病院では、道内でもトップクラスの人数では」と驚く。

 数年前に音更町出身の研修医が同病院へ。研修期間を終え、「大学に戻って足寄での実体験を話してくれたのが、後輩たちに好印象を持たれたようだ」と川島事務長。

 研修医はあくまで一人の医師として、外来や入院、救急のほか、時間があれば訪問診療の同行も。問診、診察、自身で考えて薬を出す。村上院長は「足寄は見学型の研修ではない。医者として働いている自覚や責任が出てくる。そのため勉強にも熱が入る」と目を細める。常勤医が日々声を掛けて相談を受けるサポート態勢を取っている。

 今年度は旭川医科大学病院の女性研修医2人を4月9日から5月12日まで受け入れたのを皮切りに、毎月1~2人が研さんを積む。多い時では同時に3人も。村上院長は「研修医からの診察を受ける町民の理解もある。若い医師は何でも吸収しようとし、丁寧に患者に向き合って話を聴く姿勢があるので、われわれ常勤医にも勉強になる」と言う。

 研修医からの評判も上々で、旭川医科大学病院の都丸聡子さん(27)と久住悠梨子さん(25)も「勉強になった」と口をそろえる。久住さんは「1カ月の限られた期間だったが、診察などだけでなくリハビリのカンファレンスやケアマネジャーとの話し合いなど多様な経験ができた」と振り返る。大学病院の先輩たちからの評判を判断材料にして研修先を選んだ。

 道国保診療施設連絡協議会の会長も務める村上院長は「将来的にもちろん足寄の病院で働いてもらえればうれしいが、それ以上に道内の地域医療の現場に来てもらえたらと思っている」と力を込める。都丸さんは「まずは内科系に進むつもり。院長のように町民に慕われる地域医療も目指したい」と目を輝かせる。

 大学の実習生も今年度は前年度並みの20人を予定している。

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