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宮崎発「奄美復帰の歌」CD化  51年作、和泊町で音源見つかる

宮崎市波島地区で歌われた「奄美大島日本復帰の歌」のCDを紹介する西村さん(右)と音源を保管していた平さん=17日、鹿児島県和泊町

 鹿児島県沖永良部島の和泊町でこのほど、宮崎県宮崎市波島地区(旧大島町)で奄美群島の日本復帰運動を盛り上げた「奄美大島日本復帰の歌」(1951年作)の音源が見つかり、元県立短期大学教授の歴史研究家、西村富明さん(75)=同町=がCD化した。

 音源はカセットテープに録音されたもので、同町の平幸弘さん(75)が所持していた。平さんは奄美群島の日本復帰50周年の2003年、宮崎県に出向いて復帰運動を調査。作詞者から楽譜、歌詞と共に音源の提供を受け、現在まで保管していた。今年に入り、音源の存在を知った西村さんがCD化を提案した。

 「奄美大島日本復帰の歌」は徳之島町出身の富岡忠夫さんが作詞し、同郷の山田英二さんが作曲した。平さんが調査時に富岡さんから聞き取った話によると、復帰運動では車上でマイクを握ってこの歌を歌い、運動を盛り上げたという。

奄美大島日本復帰の歌

 宮崎県での復帰運動は徳之島町出身の為山道則さん、知名町出身の山田利秋さんら奄美群島出身の青年団が中心となり、1949年ごろから活発化。50年2月には全国の同胞に檄文(げきぶん)を発送し、東京、奄美大島など全国に広がっていく復帰運動の先導的な役割を果たした。

 20年前、復帰運動の原点を知りたい一念で調査活動に奔走した平さんは「この歌を通して、復帰運動ののろしは宮崎から上がり、その運動には徳之島、沖永良部、与論の出身者も関わっていた事を関わった一人一人の熱情とともに知り、学んでほしい」と思いを話した。

 奄美群島の日本復帰運動にまつわる歌は「太平洋の潮音は│」で始まる「日本復帰の歌」が有名だが、沖永良部島では52年、毎日新聞の「沖永良部・与論二島分離返還説」報道を受けて作られた「復帰の歌」ががある。

 2015年に「復帰の歌」のCDも制作している西村さんは「『奄美大島日本復帰の歌』は宮崎の復帰運動の象徴であり、多くの人に知ってほしい。沖永良部島では今年、復帰70周年を機に『復帰の歌』の歌碑建立に向けた動きがある。歌を通して、若い人が当時の人々の思いを知り、戦争は絶対あってはならないということを学ぶ機会となるのではないか」と話した。

 「奄美大島日本復帰の歌」のCDは希望者に無料配布している。問い合わせは090(5292)1677西村さんへ。

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