3年ぶり行動制限ない正月 諏訪大社初詣にぎわう 長野県

一年の無病息災や家内安全の祈願する参拝者=1日、諏訪大社上社本宮
2023年の幕開けとなった1日、長野県諏訪地方の神社、仏閣には多くの参拝者が訪れた。新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限がない3年ぶりの正月。境内では参拝者が無病息災やコロナの早期終息、家内安全などを祈願し、露店が立ち並んだ参道では多くの人でにぎわった。
諏訪大社は昨年に続いて、コロナ対策として三が日を避け、少人数でお参りをする分散参拝(分参)を呼び掛けている。二年参りを含めた元日の初詣の人出は、上社が5万500人(二年参り2500人、初詣4万8000人)だった。昨年初詣の参拝者数は2万5000人で、今年は倍増したが、コロナ前(2020年)の13万人には及ばない。
◆上社本宮◆
諏訪市の上社本宮では午前中から駐車場が満車になり、駐車待ちの車列ができていた。境内ではさい銭箱前は黒山の人だかりで、おみくじの前にも長い行列ができていた。毎年初詣に訪れているという茅野市北山の藤村尚樹さん(38)は2歳から83歳までの家族と親戚11人で参拝。「コロナが終息し穏やかな一年になれば。今年の干支の卯年にあやかり、飛躍の年にしたいです」と話していた。
◆下社秋宮◆
下諏訪町の下社秋宮では、正午前から鳥居前の八幡坂に参拝客の長い行列ができた。3年目となるコロナ下での正月を迎え、参拝者は依然として感染症対策のマスク姿ではあったが、穏やかな表情で初詣を楽しんでいた。
一方通行に従って幣拝殿を参拝後、おみくじや縁起物を求めたり、記念撮影をしたりする家族連れらの姿が見られた。辰野町から訪れた蜂谷健介さん(33)、南さん(31)夫妻は1歳2カ月の長女茜ちゃんを連れて参拝。安産祈願やお宮参りを秋宮で行ったといい、「家族みんなが健康で穏やかに過ごせるように祈った」と話していた。
諏訪大社では今年も三が日など混雑する日時を避けての「分散参拝(分参)」を呼び掛けている。大社によると、新型コロナウイルス感染症以前は、4社合わせて正月三が日に30万人近い参拝者が訪れていたが、昨年は約9万6000人にとどまり、分参が浸透してきているという。
◆神楽殿前で木やり奉納 下諏訪町保存会◆
下諏訪町木遣保存会(宮坂明宏会長)は同日、秋宮参拝と木やりの奉納を行った。1日から新体制となり初めての活動。感染症対策のため、役員と班長にしぼり20人が参加した。神楽殿前に並び、役員4人が木やり唄4曲を奉納した。宮坂会長は「次の御柱祭に向けて声をつくり、ちゃんとした節回しをみんなができるようにしたい。子どもたちを御柱祭でしっかり歌うことができるよう育てていきたい」と抱負を語った。
今年の個人練習は6日から、合同練習は15日から下社春宮境内で始まる。
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