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長野日報社

開業で都心と「1時間強」 まちづくりにリニア活用へ学習会 長野県富士見町

リニア中央新幹線と山梨県駅の開業を見据え、長野県の担当者(右)を招いて富士見町が開いた職員学習会=富士見町役場

長野県富士見町は16日、リニア中央新幹線開業を見据えた職員学習会を町役場で開いた。山梨県に接する同町は、甲府市南部に建設予定の山梨県駅の活用で都心との間を「1時間強」で行き来できることが見込まれ、人口対策や活性化策の検討につなげる狙いで計画した。長野県の担当者を招いてリニアがもたらす効果や変化、山梨県側の状況などを聞き、リニアを生かしたまちづくりへの足がかりとした。

町では現在策定中の次期総合計画にも、地域公共交通の充実に加えてリニア山梨県駅とのアクセス強化を盛り込む方針。名取重治町長は「山梨県駅に一番近い長野県の自治体であり、まちづくりに生かさない手はない。研究と準備を進めたい」と語った。

長野県リニア整備推進局の飛沢聡課長補佐は、東京・品川―山梨県駅間は約25分で行き来できるようになると説明した。山梨県駅の近接地に中央道スマートインターチェンジと駐車場が整備される計画を伝え、「中央道を利用した場合、富士見町は都心から1時間プラスアルファの圏内になる」と強調。JR甲府駅からはシャトルバスが走る計画があり、「複数の交通手段の確保が必要。県としてもJR東海だけでなく、東日本とも連携していく」とした。

多様な働き方や暮らし方が広がっており、リニア開業で地方移住や農村・都市の二地域居住、地域と多様に関わる関係人口の増加が期待できるとする一方、「リニアができるからと言って来てくれるわけではない。他地域との差別化が必要」と指摘。町の強みや資源を生かしたり磨いたりして”選ばれる富士見町”にする必要性を説いた。

町では若者の地元定着や町出身者のUターン促進などの効果も期待し、アクセス強化に向けて民間事業者との連携や山梨県側との話し合いも進める方針。町長は役場内に組織横断チームを立ち上げ、リニアを生かしたまちづくりへの知恵やアイデアを集めていく意向を示した。

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