より良い地域へ生徒が提言 能代っ子中学生ふるさと会議

能代市内の中学2年生が古里の将来を考え、提言を発表した「能代っ子中学生ふるさと会議」(能代市文化会館大ホールで)
能代市内の中学2年生が一堂に集まり、日頃の学習成果を基に市へ提言を行う「能代っ子中学生ふるさと会議」が21日、市文化会館大ホールで開かれた。新型コロナウイルスの影響で一昨年、昨年と中止され、3年ぶりの開催。市内6中学校の2年生や渟南小6年生合わせて約360人が参加し、古里の未来や課題に向き合って、将来を担う自覚を新たにした。
15回目の今年度は「『わ』のまち能代で、私たちが望むこと。私たちができること。~中学生ふるさと改革プロジェクト~」がテーマ。二ツ井、能代東、能代二の代表がふるさと学習や職場体験などで学んだことを踏まえ、古里のより良い未来のための方策を提言。発表に対して、聴講する児童や生徒が意見を出したり、斉藤市長が答弁するなど「議会形式」で行った。
二ツ井地域で地域活性化のため、二ツ井小と合同で取り組む「きみまちカンパニー」を事例紹介した二ツ井は、▽農業▽観光▽福祉▽企画▽産業──の各事業部に分かれて、商品開発やイベントへの出店を行い、「住んでいる地域、二ツ井の魅力を知ることができた」「商店街を盛り上げられた」と成果を発表。
一方で「盛り上がりは一時的で、来た人の多くが二ツ井の人だった」として、「SNS(インターネット交流サイト)を活用し地域内外に広くPRする」など3項目を提言した。
地域住民も参加する避難所開設訓練や防災小説など特色ある防災教育を展開している能代東は、5、10月に実施した訓練を振り返り「自分たちで判断して避難できた」「地域の人と訓練することで、顔見知りになれる」などメリットを説明。その上で、同校が取り組む「地域を巻き込んだ防災訓練の実施と情報共有」を市内各校で行う必要性を訴えた。
また、集中豪雨を想定した防災小説の作品を披露。「小説を書くことで、実際に災害が発生した際にどのように行動すればいいかイメージできる」とし、「防災小説コンテストを開催してみては」とも述べた。
最後に登壇した能代二は、持続可能なまちづくりを学ぶために2年生全員が10月下旬に畠町通りで行われた中心市街地活性化イベント「のしろいち」に参加したことを取り上げた。
事前学習でまちづくりに取り組む人々の講話を聴いたり、催しを企画してきたことを写真を提示しながら説明。イベント後に生徒から「小さな子の遊び場を」「空き店舗の外観をきれいにする」「小中高生が楽しめる場を」といった意見が出されたといい、イベントや祭典を年間を通じて絶え間なく開催することや、市内の小中学生が参画する仕組みづくりを提言した。
聴講した児童生徒らは真剣な表情でメモを取ったり、活発に意見や質問を出し合ったりと古里の将来の担い手としての自覚を高めていた。
斉藤市長は「あらゆる方法を用いてPRしていくことが地域の活性化につながる」「全国の(防災小説)コンテストは難しいと思うが、市内の小中高生を対象にしたコンテストから始めるのはどうか」「地域特性を生かしたイベントがとても大切。ちょっとした工夫をすることで、できることはある」などと答弁。次世代を担う生徒らの成長に期待を寄せた。
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