「風の松原に守られる人々の会」20周年の節目に記念誌

風の松原に守られる人々の会が記念誌を発行
能代市の風の松原に守られる人々の会(桜田隆雄会長)は、設立20周年の節目を踏まえて記念誌「風の松原 20年のあゆみ」を発行した。松原の歴史や、同会の松原の保全活動などを掲載。200部を作成して公共施設を中心に配布しており、同会は「先人の思いを胸に、初心を忘れず歩みを続けたい」としている。
同会は平成13年3月に発足。松林の下草刈り、松枯れを防ぐための樹幹注入、白砂青松の美しい風景を維持するための松葉かき、林内のクリーンアップ、樹木の名札付けなど、松原を次世代へつないでいくための保全活動を展開してきた。
記念誌の発行は10周年の時に続き、10年ぶり。1711年に廻船問屋越後屋太郎右衛門が自費で黒松を植栽した頃から、市がいこいの広場に交流施設を整備した今年まで300年以上にわたる松原の歴史をはじめ、松原の案内図、今も松くい虫被害が続いていること、学校教育の場で松原学習が盛んになってきていること、日本海中部地震(昭和58年5月26日)の津波被害などを掲載している。
同会の活動は、過去の会報「松風」から記事を抜粋しながら紹介している。市民ボランティア大会に1千人が集まったこと、林床改良作業の協定締結と作業の着手、先人植栽300年祭の実施、林野庁長官賞の受賞など、20年にわたる歩みを写真付きで振り返っている。
A4判で、表紙を除いて22㌻。県水と緑の森づくり税を活用して200部を作成した。市内小中高校や市役所、公民館などに配布する。サン・ウッド能代ではすでに閲覧することができる。
桜田会長は「長いようで短いような20年。常に先人や先輩の活動、思いを頭に入れながら活動してきた。これからも続けていきたい」と話す。
一方、現在の会員は75人だが、松葉かきなどの林床改良作業に当たるのは60~80代の20人ほど。新たな会員の確保が重要となっており、同会は「若い人も高齢者も、男女問わず加わってもらいたい」と話している。
今月30日午前9時30分からは、能代ロケット実験場に向かう港湾道路沿いの県保安林約20㌃(同市河戸川字西山下)で松葉かき作業を行う。問い合わせは同会(☎52・6316)へ。
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