串本ロケットウイーク 和歌山市の百貨店で開催

オープニングセレモニーでテープカットをする関係者(27日、和歌山市で)
和歌山県串本町田原の民間小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」からの初号機発射に向け、ロケットをより身近に感じてもらいたいと、JR和歌山駅(和歌山市)そばの近鉄百貨店和歌山店で27日、「南紀串本ロケットウイーク」が始まった。ロケットや宇宙についての展示やロケット関連グッズの販売のほか、専門家から学べるワークショップも開いている。8月1日まで。
観光庁が公募した「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」に採択された取り組み。串本町と那智勝浦町、一般社団法人「ジャパンショッピングツーリズム協会」でつくる実行委員会が近鉄百貨店和歌山店の協力で開いた。
同店5階の催事場の一画約100平方メートルで開催。展示コーナーには宇宙航空研究開発機構(JAXA)から借りた宇宙服のレプリカや造形作家・石田貴志さん(47)=田辺市=が製作したスペースポート紀伊から打ち上げられるロケット「KAIROS(カイロス)」の10分の1ほどの大きさの模型、串本町の公式サポーターである人気漫画『宇宙兄弟』と一緒に記念撮影できるフォトスタンディ、隕石などを用意。物販コーナーでは、ロケットをきっかけに串本町で開発されたTシャツやトートバッグといったオリジナル商品、特産品、宇宙食などを販売している。
期間中はロケットや宇宙の専門家によるワークショップも開催する。
オープニングセレモニーが27日にあり、串本町の田嶋勝正町長が「多くの皆さんのご協力で、いよいよ初号機が12月に打ち上げられるところまでたどり着いた。宇宙を語らずしてこれからの世界の発展はないとまでいわれている。ロケットから放たれる光は多くの経済を生み、皆さんに希望と夢を与えてくれると大変期待している」などとあいさつ。関係者でテープカットをした。
会場には早速多くの人が訪れ、展示を見学したり、全長30センチほどのモデルロケットを組み立てるワークショップに参加したりしていた。和歌山市の小学4年生、池口喜一君(9)は「ロケットが串本町から打ち上げられることを知らなかったのでびっくりした。実際に打ち上げられるところを見たい」と笑顔を見せた。
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