
伊東深水の没後50年を記念して開かれている伊東近代美術館の追悼展
長野県諏訪市諏訪の伊東近代美術館で、美人画の巨匠として知られる同館ゆかりの日本画家、伊東深水(1898~1972年)の没後50年を記念した追悼展が開かれている。掛け軸やスケッチなど計19点を展示。柔らかな表現で描く人物画をはじめ、静物、風景画を一堂にそろえ、60年にわたる画業をたどる。9月30日まで。
深水は東京生まれ。13歳で鏑木清方の門下に入り、17歳で文展に初入選する。新たな美人画を生み出して帝展で活躍するとともに、「青衿会」などの画会を結成。確かな表現力と優美な描写で不動の地位を築いた。
会場には、初期から晩年までの作品が並ぶ。美人画「湯気」は、和服の袖を唇でかむ女性特有のしぐさを捉えた一枚。蛇の目傘を持つ女性を描いた「春雨」は線の美しさが際立つ。野鳥を題材にした「雨後清流」もあり、急流に飲み込まれまいと岩場をつかむ1羽のセキレイが表現されている。
同館創設者の伊東充さんと親交があったため、深水の作品から遺品まで所蔵する同館。職員は「日ごろ公開していない作品もあり、これだけそろうのは初めて。古民家を生かした会場の雰囲気を楽しみながら鑑賞してもらえたら」と来場を呼び掛けている。
関連イベントとして、28日午後1時からは「伊東深水を偲ぶ会」を開く。同館が展示作品を紹介するほか、同館創設者との交流についてエピソードを明かす。参加費は1000円。定員は20人で事前予約が必要となる。
作品展に合わせて、深水の門弟の作品を集めた「深水一門の作家展」を同時開催している。
午前10時~午後4時。月、火、水曜日は休館。入館料は一般500円、中学生以下無料。申し込み、問い合わせは同館(電話090・4180・4470)へ。
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