山陽小野田市所蔵のガラス作品を事業所などに貸し出し展示

ロビーを彩るガラスアート作品(山口銀行小野田支店で)
ガラスアートの魅力を全国に発信している山陽小野田市は、〝ガラスのまち〟を市民らに浸透させるために所蔵するガラス作品を市内事業所に貸し出し、展示してもらう。第1弾として山口銀行小野田支店(中央2丁目)で展示が始まり、ロビーは芸術の薫りに包まれている。 市は地元出身の現代ガラス作家、故竹内傳治さんの「若手を育成したい」という思いを受け、2001年から3年に1度、現代ガラス展を開催。今では若手作家の登竜門として定着している。 これまで8回の作品展の大賞受賞作など入賞作品を買い上げたものや、竹内さんの作品約80点を所蔵。このうち20点近くを市中央図書館、山口東京理科大などの公共施設に展示している。加えて新たに人の出入りがある事業所などに展示することで、市民にガラスアートを身近に感じてもらい、ガラスのまちをさらに磨き上げようと企画した。 同支店には、きららガラス未来館で活動するガラス造形作家西川慎さん、橋本倫礼さんが趣旨に賛同して出展。市が立ち上げたガラスブランド「CLASS GLASS(くらすグラス)」にちなんだ作品を並べている。 西川さんの「時の記憶-水脈-」は海岸の風景をモチーフに青い円形プレートとボトルで構成。「時の流れや不思議な力を持つ自然の表情を感じてもらえば」とのメッセージが添えられている。橋本さんの「蘖(ひこばえ)」は、伸びゆく新芽、その命の礎となる切り株を表現している。 同支店では来店者がロビーに飾られた透明感のあるガラス作品に気付き、間近に鑑賞する光景が見られる。 藤本典彦支店長は「ガラス文化の薫るまちを応援できればと手を挙げた。市民が郷土を誇りに思うシビックプライドの醸成にもつながれば」と話した。展示は5月20日まで。時間は午前9時~午後3時。土日・祝日は休み。 市では今後、年間10カ所での展示を目指し事業所に呼び掛ける。作品レンタル料は無料だが、運送費や保険代は実費となる。展示期間は最長1年間。文化スポーツ推進課の原田貴順主幹は「所蔵品を市内のあちこちに展示し〝ガラスのまち〟を盛り上げていきたい」と訴える。
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