未来技術遺産のプラネタリウム投影機は製造元で保管へ 山陽小野田

未来技術遺産に登録されたプラネタリウム投影機
半世紀以上の歴史がある山陽小野田市埴生の青年の家天文館が、建物や設備の老朽化により閉館することになった。プラネタリウム投影事業は今年度末で終了し、稼働するものとしては国内最古級の投影機は製造元のコニカミノルタプラネタリウムに引き渡す。 天文館(オープン時は天文科学館)は、1965年に開園した民間レジャー施設・山陽パークの集客施設として翌66年2月に開設。投影機は「ミノルタプラネタリウムMS―10」で、当時は西日本随一の性能を誇っていた。 鉄製で全長3・5メートル、横幅2・2メートル、重量は500キロある。日周、年周の連動運動、太陽の動き、夕焼けなどの自然現象を忠実に再現。白熱電球を光源に約3200個の星を投影し、星座などもオーバーラップさせロマンに満ちた宇宙にいざなってくれる。恒星のきらめくさまを演出する画期的な「またたき装置」も搭載している。 同機は昨秋、科学技術の発達史上で重要な成果を示す資料として、国立科学博物館の「重要科学技術史資料(愛称・未来技術遺産)」に登録されたばかり。 しかし天文館の建物や設備が著しく傷んでおり、市は市公共施設個別施設計画の中で青年の家の研修棟、プール、休憩施設と共に「解体する」としていた。解体後に一帯を糸根公園と合わせて新たに都市公園として環境整備する方針で、今年度はスマイルエイジングパーク事業の基本計画を策定する。 貴重な投影機だが、白熱電球のスペアもなく、今後長きにわたっての投影事業が見込めないこともあり、建物の解体を機にコニカミノルタプラネタリウムに引き取ってもらう。専門家によるメンテナンスで未来遺産として保管してもらうことになった。 プラネタリウム投影事業は今年度で終了するが、市教育委員会は事業費74万円を予算化しており、「ありがとう投影会」と題して年10回の投影会を計画。また機械や投影の様子を動画撮影し記録に残す。
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