宿泊施設の予約堅調 紀南地方 GWの観光地

ゴールデンウイークの宿泊予約が堅調となっている白浜温泉街(和歌山県白浜町で)
和歌山県紀南地方の宿泊施設は大型連休のゴールデンウイーク(GW)中、予約が堅調となっている。新型コロナウイルス感染拡大前の水準には届かないまでも、行楽の自粛が呼び掛けられた昨年、一昨年に比べ、にぎわいが戻ってきそうだ。
白浜温泉旅館協同組合によると、加盟22施設のGW(4月29日~5月8日)の予約状況は、ばらつきがあるものの、ほぼ満室の施設も出てきている。2020年は例年の10分の1程度、昨年は少し回復したものの3分の1程度だった。組合は「昨年よりは多くなると思う。コロナ前の6~7割にまで回復する可能性がある」と見込む。
白浜町内のあるホテルは「現在の予約状況だけをみると、ほぼコロナ前に戻っている。しかし、コロナの状況次第で、突然のキャンセルも想定しておかなければならない」と話す。
田辺市本宮町のあるホテルは「前半はほぼ満室。5月5日以降は空きがあるが、昨年、一昨年に比べ、動きが活発。関東からの利用もある」、ある民宿は「GW中はほぼ満室。今年に入って早い段階から予約が入った。ただ、例年なら家族連れが多いが、今年は1人の利用が多い」と話した。
空の便や鉄道の予約も回復傾向にある。南紀白浜空港の東京―白浜便は普段3往復のところ、5月1日と4日の2日間限定で4往復に増便する。29、30日は東京発の便がほぼ満席という。
JR西日本が14日に発表したGW中の指定席予約状況によると、新幹線や在来線の予約席数は昨年同期と比べ、約2倍になっている。紀南の発着便も2・4倍に増加している。
帰省する人も増えそうだ。白浜町出身で千葉県船橋市在住の会社員男性(24)は「PCR検査をした上で、5日間程度帰省する予定。地元の友人に会えるのが楽しみ」と話した。
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