2度保護ヤマネコ放獣 人里で衰弱、事故可能性も

放獣されたイリオモテヤマネコ。右耳に切れ込みが複数あり、左目がくぼんでいる(西表野生生物保護センター提供)
環境省西表野生生物保護センターは14日、ことし3月13日に西表島西表小中学校のニワトリ小屋に侵入したオスのイリオモテヤマネコを祖納地区の森林内で放獣した。同個体は、昨年4月4日にも同島干立集落で弱っているところを保護。同年5月17日に自然に返されていた。
放獣されたイリオモテヤマネコは高齢の個体で、保護時の体重は3.35㌔とやせ細り、重度の疥癬症状が見られた。検査の結果、骨折した痕も確認され、過去に交通事故に遭った可能性もあるという。 NPO法人どうぶつたちの病院沖縄の獣医師らによる治療と同センターでの約1カ月の保護飼育を経て順調に回復。体重も4.30㌔まで増えた。運動機能にも問題がないと判断し野生復帰となった。
交通事故や衰弱など同センターが保護したのちに自然に返したのは、今回を含めて17件となった。 今後、集落付近に現れる可能性もあることから、同センターでは「右耳に切れ込みが複数あり、左目がくぼんでいるヤマネコを見かけたら西表野生生物保護センターに連絡してほしい」と呼び掛けている。
また、弱っている個体は家禽など捕まえやすい動物を狙いに来ることがあることから「飼育されている動物を守るためにも、小屋などの飼育施設に侵入できる穴がないか確認してほしい。困った点があれば、気軽に相談してほしい」としている。
目撃情報や問い合わせは同センター(0980-84-7130)まで。
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