香山リカさんが穂別診療所の副所長に来春就任 「地域医療に携わりたい」
むかわ町は、不在となっている穂別地区の国民健康保険穂別診療所の副所長に、精神科医の香山リカさん(61)=本名・中塚尚子=を来年4月1日付で採用すると明らかにした。14日の町議会定例会で竹中喜之町長が行政報告した。香山さんは苫小牧民報社の取材に対し、「顔の見える皆さんとの医療に関われるのが楽しみ」と話した。

穂別診療所の副所長に採用された香山リカさん=2017年に苫小牧で行われた講演会
香山さんは北海道生まれ。現在、東京都内に在住し、立教大学現代心理学部教授、東京医科大学病院総合診療科兼任助教として勤務。執筆や講演など多方面で活躍している。
同町によると、診療所は今年3月で副所長が退職し、その後は出張医が診療に当たっていた。この間、道地域医療振興財団などを通じ医師を公募していたところ、「道内で地域医療、特に総合診療に携わりたい」と香山さんから応募があり、面談などを経て今月2日に採用を決めた。
香山さんは「いつか地域医療に関わりたいと夢を抱いていた。今行くしかないと、思い切って決断した」と説明。同地区で発掘されたハドロサウルス科の恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)のファンでもあり、地域のPRにも意欲を示す。「化石や自然といった環境の良さなど、いいところがたくさんある。穂別の魅力を全国に発信するとともに、私自身も北海道での生活を楽しみたい」と来春を心待ちにしている。
町は診療所の2人体制を維持するとともに、香山さんの強い思いと発信力にも期待する。竹中町長は「診療所は穂別地区で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)対応など通常にない業務にも当たってきた。住民の不安解消にもつながるのではないか」と歓迎し、「香山さん自身の力をしっかりと根付かせていきたい」と話した。
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