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北羽新報社

海岸砂防林「風の松原」 近代の歴史写真で紹介

大正から昭和、平成、令和に至る風の松原の100年を紹介(能代市役所市民ギャラリーで)

 企画展「─写真は語る─近代風の松原の100年」は22日、能代市役所の市民ギャラリーで始まった。市民生活を飛砂から守り、市民に親しまれている「風の松原」の中心部を占める後谷地国有林で、国営造林事業が始まった大正10(1921)年から100年を迎えることを捉えた展示で、風の松原に守られる人々の会の会員の浅野ミヤさん(77)=同市鰄渕=と同会の共同企画。26日まで。

 今展は、能代営林署(当時)職員の鈴木重孝さん(故人)が在職中の昭和30年代に撮影した写真のコピーを中心に、新聞記事など関連資料を、この100年の松原の歩みと造林に携わった人々の労苦、行政や市民の関わりが分かるよう、浅野さんがまとめ、同会が平成21年に作成したパネル10枚と一緒に展示した。
 鈴木さんが撮影した大量の写真は11年に発見され、米代西部森林管理署が13年に刊行した写真集「風に学んで─能代海岸防災林の造成の記録」に納められているが、当時、写真の整理に協力した浅野さんは貴重ながら未掲載の写真がたくさんあることを知っていた。近代の砂防造林事業100年目の節目は数年前から意識していたといい、所属する守られる人々の会の協力を得て、100年を振り返る共同企画に至ったという。
 展示のうち、防浪垣復旧のために砂をリヤカーに積んで運ぶ様子(昭和36年1月撮影)は、写真集に掲載された場面の前後も連続して撮影されており、組み写真のようにして紹介している。「鈴木さんのアルバムは、働いている人の姿がいっぱい。こういう労働の上にできたということを見てほしい」と話す。
 また、昭和46年の「砂防林を愛する会」誕生を報じる北羽新報(コピー)と、近年の「風の松原を守る市民ボランティア大会」や、小学生の林床改良作業、中学生のクロマツ植樹活動を紹介する資料パネルもあり、「志が現在の活動につながっている」などと感慨深そうに語る。
 浅野さんは松原に近い西通町で生まれ育ち、松原に造詣が深く、著書に「私たちの風の松原物語」「能代砂防林の300年」がある。「苗が植えられ、大きくなっていくのを見ていた。松原の風景や音は、体に染み付いた記憶となり、その時々の海の匂いも思い出すことができる。特に市職員の皆さんに、どうして風の松原ができたのか、目で見て知ってほしい。直接の担当ではなくとも、生きてくるのでは」と期待を寄せた。
 26日まで。時間は午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで。23日は休庁日)。

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