「栄志よくやった」 知名町出身の太さん 自民幹事長との激戦制す 衆院選

神奈川県大和市で開催された大和村の「たんかんまつり」にも姿を見せた太さん=2019年3月
10月31日に投開票された衆院選の神奈川13区で、鹿児島県沖永良部島の知名町住吉出身で立憲民主党新人の太栄志さん(44)=神奈川県大和市=が、自民党幹事長の甘利明さんとの一騎打ちを制し初当選を果たした。沖永良部島では親族が開票状況を固唾をのんで見守り、1日午前0時ごろに当選確実が報じられると「栄志よくやった」「万歳」と歓声を上げて当選を喜んだ。
太さんは1977年生まれ。姉1人、弟2人の4人きょうだいの長男。田皆中学校を卒業するまで沖永良部島で過ごし、薩摩川内市のれいめい高校に通った。中央大学法学部を卒業後、国会議員秘書を経てアメリカのシンクタンクで日本の外交・安全保障問題を研究した。
2017年の前回衆院選では、同選挙区で希望の党から立候補したが、甘利さんに大差で惨敗。その後、毎朝のようにつじ立ちを行うなど地道に活動を続け、今回は野党統一候補として立候補。初当選が決まると「草の根の市民パワーを結集しようとやってきたので、実現して感慨深い」と喜びを語った。
知名町住吉の実家では、両親の直造さん(71)、節子さん(71)と祖母のヨシさん(94)、叔父の直孝さん(67)らが開票状況をテレビなどで確認。1日午前0時ごろ、太さんから電話で当選確実と伝えられ、4人は万歳三唱して喜んだ。
10月30日まで、太さんの応援で神奈川県へ行っていた直造さんは「ボランティアの皆さんなど、多くの人に支えられたおかげで当選できた。真面目一筋の息子。日本を守るため党派を超えて活動し、困っている人の声をよく聞く政治家になれると期待している」。ヨシさんは「神奈川13区の皆さんに感謝。栄志の努力に感謝。万歳」と目を潤ませていた。
知名町選管によると、太さんは、同町出身者では、1940年代に衆院議員として活躍した宗前清さん(故人)以来、2人目の国会議員となる。
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