能代市内の小学校 特産「白神ねぎ」の学習活発

来校した保護者らにネギを販売した児童たち(渟西小で)
能代市特産の白神ねぎの魅力を学ぼうと市内の各小学校では、「総合的な学習の時間」で市職員や農家の講話を聞いたり、定植や収穫といった体験に取り組んでいる。6日は渟西(藤田卓也校長)でネギの販売会、向能代(近藤克彦校長)では市ねぎ課職員を招いた講話会がそれぞれ開かれ、児童たちは古里が誇る特産品の魅力に触れ、より多くの人たちに伝えていくことを誓い合っていた。
渟西では5年生43人が「西っ子立志ねぎ」の販売を行い、訪れた保護者らにお薦めのネギを使った料理などを紹介した。
例年はJAあきた白神の協力を得て定植と収穫を体験、調理実習でネギを使った料理づくりに取り組んでいるが、今年はより多くの人にネギの魅力を伝えようと販売を計画。当初はイオン能代店で消費者に販売する予定だったが、新型コロナウイルス対策を考慮し、同校で保護者向けに約100袋を販売した。
ネギにちなんだ緑色の法被を着た児童らは元気いっぱいに「おいしいネギはいかがですか」「きりたんぽ鍋に入れるのがお薦めですよ」とPR。また児童がデザインした商品シールが貼られた袋の中にもネギの歴史やお薦めの食べ方を書いた手紙が入っており、保護者らは和やかな表情で説明を聞き購入していた。
大庭一乃さんは「コロナ禍で販売できないと思っていたので、保護者の方々に売れてうれしかった。元気にあいさつや接客ができた」と笑顔を見せた。
向能代では市ねぎ課職員による講話会が開かれ、5年生64人が白神ねぎの特徴やネギの栽培方法などについて理解を深めた。
統合前の朴瀬、常盤両校で行われていたネギの生産活動を引き継ぎ、昨春から定植や収穫作業などを体験したり、白神ねぎの特徴などを学んでいる。
講話した佐藤栄一課長は白神ねぎの年間出荷量が4千㌧に上り、販売額が17億円を超えたことなどを紹介したほか、植え溝に苗を植え付け、ネギの生育状況に合わせて土寄せをするなど栽培方法についても説明。
児童からは多くの質問が寄せられ、このうち「作業の中で一番大変な作業は」との疑問について、担当者は「調整作業が最も大変。選定や結束、箱詰めといった作業は手作業に頼らざるを得ないが、人手が少ないのが実情。生産者にとって大きな課題だ」とした。
大谷静さんは「以前よりも白神ねぎについて詳しく知ることができた。これからもネギの特徴などを調べたい」と意欲を見せた。
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