迫力満点仁王像山門に安置 能代市梅林寺

梅林寺山門に2体の仁王像が安置された(能代市二ツ井町上山崎で)
能代市二ツ井町上山崎の梅林寺(木村高寛住職)の山門に9日、木製の仁王像2体が安置された。平成30年に山門が完成したのを受け、「新しい守り神を」と静岡県の業者に製作を依頼していたもので、台座を含めると高さは2・5㍍ほどもある、口を開いた阿形(あぎょう)像と口を結んだ吽形(うんぎょう)像が迫力ある姿で訪れる人を迎える。
同寺院は昭和61年に国道7号二ツ井バイパス建設に伴い、二ツ井町荷上場地内から現在地に移転した。平成30年には静岡県牧之原市の社寺建築業「松塚社寺」(松塚幹夫代表取締役)が手掛け新たな山門が建設。山門の北側には、かつての山門にあった仁王像2体を納めていたが、正面となる南側の左右は「空席」の状態となっていた。
一昨年、山門の正面で「守り神」となる仁王像を設置しようと、松塚社寺との縁で牧之原市に作業場がある山梨仏具(山梨由博代表)に木製の像の製作を依頼した。
山梨代表(61)が下絵を描き、まずは5分の1サイズの像を試作、その後に本格的に製作を進めてきた。1年で完成、納入の計画だったが、「作っていくと、直したいところや手を加えたいところが出てきて、時間がかかってしまった」(山梨代表)と、1年遅れとなった。
山梨代表らは8日早朝、トラック2台に2体の仁王像を乗せ静岡を出発、夕方に同寺院に到着すると早速、台座の設置に当たった。9日は午前6時ごろからいよいよ像の安置に取り掛かり、慎重に進めながら午前11時までにはすべて作業を終えた。自身が造った山門に像が入るのを見届けようと、松塚社寺の松塚代表取締役(67)も駆け付けた。
2体の仁王像は、本体だけで高さ2㍍以上、台座を含めると約2・5㍍あり、重さは本体と台座を合わせ300㌔を超す。山門正面の右側に阿形像、左側に吽形像が納められた。顔の表情や体の筋肉、ところどころ浮き上がった血管など迫力満点で、山梨代表は「これほどの大きさの像を作ったのは初めて。よく出来たと思う」と話した。
念願の「守り神」が納められ、木村住職(67)は「立派なものを作っていただいた。製作過程で何度か静岡を訪れる予定だったが、コロナ禍でできず、私自身初めて目にした」と感慨深げに仁王像を見入った。
15日には山門の落成と仁王像の開眼を喜ぶ催しを役員など数人で行う予定という。「多くの檀家(だんか)の皆さんには事情を説明し、個々に仁王像を見ていただくようにしている。コロナ禍、その後も見据え、人々が安らかに暮らせる社会をつくっていく心のよりどころとして、仁王像、山門が一助になれば」と語った。
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