長野県医療非常事態12日解除 警戒レベルも全県「4」に

医療非常事態宣言の解除などについて会見で説明する阿部知事
阿部守一長野県知事は9日の会見で、県内に8月20日から発出している医療非常事態宣言を解除目標の9月20日を待たずに、12日で解除すると発表した。13日からは全県に医療警報を発出する。県全体の感染警戒レベルも「5」(特別警報2)から、13日に「4」(特別警報1)に引き下げる。今月3日から県が実施している「命と暮らしを救う集中対策期間」が終了する12日に合わせた。
医療非常事態宣言は、県全体の確保病床使用率が47.6%と発出の基準(50%以上)に迫ったことで、デルタ株の感染拡大に危機感を募らせた県が「先手を打つ」(阿部知事)として発出した。確保病床使用率は8月29日に55.7%にまで達したが、9月8日には28.2%にまで下がっている。
8日まで直近1週間の新規感染者数も10圏域すべてで感染警戒レベル4相当以下となっている。阿部知事は県民の協力に感謝する一方で、「第5波が確実に収束するよう引き続き協力を。感染防止策の再徹底をお願いしたい」として、集中対策期間中の12日までは人と会う機会を普段の半分以下にしたり、県境をまたいだ移動を取りやめたりなどの対応を呼び掛けた。
県は医療非常事態宣言の発出後、確保病床を490床から529床に増やし、さらに緊急的な受け入れ病床を79床確保。宿泊療養施設を1カ所増やして6カ所で運用している。重症化予防では、抗体カクテル療法の薬剤を備蓄する医療機関30病院を指定したほか、9月中にネーザルハイフロー(高流量の酸素療法)を34病院に140台整備する予定。
酒類を提供する飲食店への営業時間短縮などの要請も松本、塩尻、安曇野の3市と長野圏域は予定通り12日で終了する。
12日までの集中対策期間中は県有施設は原則休止とし、イベントの中止または延期を強く呼び掛けている。
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