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長野日報社

浸水被害の諏訪市 住民ら片付け作業追われる

浸水被害を受けた店舗をきれいに磨く「えびす屋」の従業員=16日午前9時16分、諏訪市湖岸通り3

記録的な大雨で700棟近い水害に見舞われた諏訪市で16日、諏訪湖の水位低下で浸水が解消したことを受けて、市民が片付けに追われた。

諏訪市では諏訪湖や河川の水位が上昇し、流れ込んだ水が逆流する「内水氾濫」が起き、浸水や冠水被害が相次いだ。区長への聞き取りで市がまとめた浸水被害(速報値)は、大和や湯の脇、中浜町、末広町、大手町、細久保、北福島などで床上浸水17棟、床下浸水665棟に上った。

諏訪市湖岸通り3にあるつくだ煮の老舗「えびす屋」は、店舗裏の通路や厨房の一部が「くるぶし」の高さまで浸水した。この日は店主と従業員10人が協力 して土のうを片付け、ぬれたごみを店外に出して、浸水した場所をデッキブラシと洗剤で磨いていた。

15日は休業にして商品を高い場所に移動するなどの対応に追われたという。浸水被害は2006年7月豪雨災害以来で、冠水した道路を通る乗用車の波でガラスが割れたり、シャッターが壊れたりした教訓から、土のうを積んでしのいだ。冠水時は早期に通行を規制する対応を求めていた。

八幡一成社長(62)と安子夫人(60)は「大雨の前はコロナ禍でも人の流れがあった。8月15日は 地元のお客さんも多い。観光が商売の中心なのでショックです」と話していた。消毒作業を進め、19日の営業再開を目指すという。

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