鶴岡「宝谷かぶ」焼き畑 棚田のり面で精出す
鶴岡市宝谷地区に伝わる在来作物「宝谷かぶ」の焼き畑作業が16日、地区内で行われ、種を守っている同地区の畑山丑之助さん(90)や家族、地域内外のボランティアが棚田ののり面のほ場を焼いた。

宝谷かぶの焼き畑を行う参加者たち=16日午前10時半ごろ
宝谷かぶは長さ20センチほどで、細長く、白い大根のような形。生では辛く、加熱するとトロッと甘い。古くから伝統の焼き畑農法で、凶作に備える救荒作物の一種として作られてきたが、林業の衰退や高齢化などで栽培者は減少。近年はリスク分散で種を分けた人を除き、地区内では畑山さんが唯一の生産者となり、ボランティアの助けを借りて毎年200キロ程度を栽培、市内のレストランなどで使ってもらっている。
この日はボランティアを含め16人が参加。事前に杉の葉など焼き草を敷き乾燥させていた棚田ののり面約5アールに午前9時半ごろ、火を放った。レーキで火を少しずつ下ろしながら、1時間半ほどかけてのり面全体を焼き、すぐ種をまいた。
畑山さんは「周囲は地滑り地帯の沢で、祖先はその間のこの土地に家を構えた。昔は米を作る人は少なく、山仕事や炭焼きを行い、炭焼き小屋のそばにソバやカブを植えて暮らしてきた。そうして祖先から受け継いできたこの種を、守っていきたい」と話した。
11月末ごろに収穫し、同市のイタリア料理店アル・ケッチァーノ(下山添)、羽黒山斎館(羽黒町手向)、ベジタイムレストラン土遊農(同市野山)などに卸す予定。
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