与那国で感染爆発 今月だけで33人 島内、緊張高まる 町、防災無線で呼び掛け

感染急拡大に伴い人通りが少なくなった町内=14日午後、祖納(田頭政英通信員撮影)
【与那国】「今月に入り、確認された感染者は合計33人。感染が落ち着くまでにはしばらく時間を要する。 個々、家庭内、職場などでの感染対策の徹底を」。新型コロナウイルスの新規感染者が今月に入って33人と爆発的に増えている与那国島。町は14日、防災無線で感染状況を説明し、感染防止対策の徹底を呼び掛けた。「島全体が感染するのでは」。住民間には緊張感が高まっている。
町内では5日に3人の感染が出て以降、7日3人、8日1人、11日3人、12日3人、13日4人と断続的に確認され、14日には16人と一気に増えた。人と人の接触する機会が多くなった町長選(3日告示、8日投開票)の期間中に感染が広がったとみられており、今後も予断を許さない状況だ。
「この感染拡大はやばい」。60代女性は選挙関係事務所のほか冠婚葬祭の場、各家庭で拡大したとみる。PCR検査を拒否した町民から感染が広まっているという真偽不明のうわさも出ているという。「商店とか郵便局が閉まらないか心配。クラスターどころでない。もっと拡大して島全体が感染するのではないか」と心配そう。
「(普段の生活では)都会に比べたら自粛意識は高かったと思う」と言う40代男性は「高齢者から重症者が出ないでほしい」と願い、「町役場では通常通りの業務ができないかもしれない。今のところ、生活に支障を感じているわけではないが、夏休みが明けて学校が再開するまでに終息してほしい」と望んだ。
祖納地区住民の1人は「昨日までは外出する人も見かけられたが、今日は全く人が歩いておらず、夕方に海で遊ぶ子どももゼロ。町が防災無線で発表したこともあって驚いたのではないか」と町民の変化を感じた。
一方で「警戒心を持ったのは良かったが遅い。マスク着用率が低く、濃厚接触者に当たるとみられる人も出歩いていた。今回の感染爆発は町民の危機意識の低さが出たと思う。多くの観光客がマスクをつけていないことにも違和感を覚える。とにかく人流を止めないと収まらない」と指摘した。
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