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長野日報社

コロナ感染拡大「大雨」追い打ち 長野県諏訪地方

例年ならにぎやかな諏訪市の諏訪湖畔も、感染拡大や大雨の影響で閑散としている=14日昼ごろ

 迎え盆の13日に新型コロナウイルス感染症の感染警戒レベルが「5」に引き上がった長野県諏訪地方。例年なら多くの観光客で混み合い、観光、レジャー施設はいずこも大忙しの書き入れ時だが、感染拡大に加えて13日からの強い雨が客足鈍化に追い打ちをかけている。14日、野外レジャー施設は訪れる人がほとんどなく、予約キャンセルも出ているほか、道路の通行止めや列車の運休など交通にも乱れが生じて集客へのダメージは深刻。昨年来の苦境から回復への足掛かりと見込んだ盆中の巻き返しはかなわず、一段と厳しい夏となった。

 諏訪湖で遊覧船運航、貸舟をする諏訪湖観光汽船は、「乗船客が新型コロナで半減、大雨で皆無になった。こうもひどい雨降りだとお手上げ」(同社)。富士見町の富士見高原リゾートは、ゴルフ場の予約が14日だけで50組超のキャンセルが出て「もうボロボロ」とため息を漏らした。町が緊急のテコ入れ策として講じた地元向けの施設無料開放も警戒レベルの引き上げで中断となり、ゲレンデを利用した花の里も休園状態となった。

 例年なら帰省した家族連れらが1日2000人近く訪れる岡谷市の鳥居平やまびこ公園も野外施設に客はおらず、ミュージアムは入館者があるものの「例年に比べればにぎわいは10分の1ほど」という。

 この低迷の中で、屋内施設や災害の危険が少ない市街地エリアがかろうじて観光客をつなぎ留めている。

 諏訪市のSUWAガラスの里は「新型コロナの感染拡大以前に比べれば集客は3分の1以下に激減しているが、この数日は雨で来館者は少し増えた」。下諏訪町の諏訪大社周辺も「昨年の盆中より少ないが、今のところ町歩きを楽しむ姿はある」(下諏訪観光案内所)という。茅野市の白樺リゾートでも屋内プール、ボウリング場はにぎわっているという。ただ、感染拡大が止まらない状況に先行き不安感は強い。

 諏訪市のRAKO華乃井ホテルでは「今のところ大きなキャンセルはないが、感染警戒も天候も回復の見通しが立たない」と困惑。夏期限定で始めたばかりの屋外ビアガーデンも中止を決めて経営を引き締めている。

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