全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

北羽新報社

伝統の舞、勇壮に 能代山本各地で郷土芸能〝お盆公演〟

伝統の囃子に合わせて勇壮な舞を披露した切石ささら踊(能代市二ツ井町切石地区で)

 お盆の13日、能代山本の各地では、ささらや駒踊りなどの郷土芸能が披露され、先祖の霊を慰めた。各保存会とも少子高齢化などで担い手が不足している現状に加えて、昨年から続く新型コロナウイルスの影響で活動の自粛や縮小を余儀なくされる地域もあり、昨年と同様に郷土芸能のお盆の実演は限られた地区だけの実施となったが、各保存会は伝統芸能を継承する熱意を示しながら囃子(はやし)に合わせて勇壮な舞を繰り広げた。

 このうち能代市二ツ井町の切石地区では、県指定無形民俗文化財の「切石ささら踊」が行われ、小中学生を含む住民らが獅子舞や奴(やっこ)舞を披露して先祖の霊を慰めた。
 切石ささら踊は、佐竹公が常陸国から秋田に国替えした際に随行してきた道地村(現能代市扇田)藤原家の先祖一族の間に伝えられる作々楽(ささら)踊に由来しているとされる。切石郷土芸能振興会(工藤晃会長)が伝承しており、毎年13、14日に先祖供養と豊作を祈願して舞を披露しているが、新型コロナウイルスの影響で、昨年に続いて13日だけに規模を縮小して実施した。
 小中学生を含め、太鼓や笛などの囃子方を合わせて総勢約30人が参加し、切石コミュニティセンターで神事を行った後、地区内を練り歩き「宿前」と、墓地で演舞を披露した。
 宿前では、地域住民らが見守る中、獅子舞は2匹の男獅子が1匹の女獅子を奪い合う物語を躍動感たっぷりに披露。奴舞は扇子や綾竹などを使いながらしなやかに舞い踊り、演目が終わるごとに観客から大きな拍手が送られていた。墓前でも奴舞などを勇壮に披露し、伝統芸能を引き継いでいることを先祖に報告した。県内でも依然として新型コロナ感染拡大の収束が見通せない中、対策を講じながらこの日の演舞のため踊り手の子どもたちが直前の2日間練習するなど準備した。工藤会長は「例年であれば2週間ほど練習して本番を迎えるところだが、練習が2日しかなく、芸能の伝承に不安も感じる」としながら、それでも「今年も地域と先祖に報告できたことは良かったと思う」と話していた。
 能代山本ではこのほか、各地で駒踊り、ささら踊りなどが披露されたほか、14日に実施する地区もあり、各団体とも新型コロナと少子高齢化などの逆風の中でも、受け継がれてきた伝統芸能を守っていく熱意を示した。会場では地域住民のほか、数少ないながらも帰省者が見守るなど、にぎやかに舞い踊る姿を楽しみ、「ふるさとの夏」を味わっていた。

関連記事

荘内日報社

酒田東高 海岸清掃活動通じて 「海ごみ」考える

 県立酒田東高校(大山慎一校長)の2年生164人と教職員が25日、酒田市の宮海海岸で清掃ボランティアを展開、気温が上昇し、海よりの風もほとんどない中、生徒たちは額に汗しながら打ち上げられたごみを拾い集め...

スズメバチの巣、節足動物が越冬に利用 古澤さんと岡宮さん論文が海外学術誌に..

苫小牧市高丘の北大苫小牧研究林内で冬季、スズメバチの巣が、クモなど他の生物の越冬に利用されている可能性が高いことが分かった。北大大学院博士後期課程2年の古澤千春さん(26)と同研究林学術研究員の岡...

足湯付きドッグラン28日登場 道の駅十勝川温泉 全国初

 「道の駅ガーデンスパ十勝川温泉」(音更町十勝川温泉北14)の外庭に、モール温泉を利用して整備された、全国初の犬の足湯付きドッグランが28日にオープンする。  ドッグランは、広さ約490平方...

徳之島の宝守ろう 希少動植物紹介する下敷き 保護協議会が島内の学校に贈呈

 徳之島地区自然保護協議会(事務局・鹿児島県伊仙町役場きゅらまち観光課)は24日までに、島内の小中学生、高校生に自然環境保全の啓発を目的に製作した下敷き2660枚を贈呈した。同協議会は「環境保...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク