海人の伝統と仕事学ぶ 児童がハーリー体験 新川小

新川小学校児童がハーリー体験を楽しんだ=1日午前、石垣漁港
新川小学校(黒島善一校長、児童375人)は1日午前、総合的学習の一環として石垣漁港でハーリー体験を行った。6年生の児童57人がハーリー競漕やマグロ解体ショーを通して、漁業者の仕事を学んだ。
同体験は同校児童の保護者にも多い漁業者の仕事や伝統に触れ、地域への理解を深めることなどを目的に毎年実施。八重山漁協の西組(高宮城勝夫委員長)の協力を得て行っている。
この日のハーリー体験は、2槽の爬竜船で児童2組と保護者、教諭で海上レースを実施。子どもたちは初めてのハーリー体験に歓声を上げた。児童会長の識名瑛太君(12)は「力ではなくタイミングが合うと速く進むことが分かった。最初はうまくいかなかったが楽しかった」と感想を述べた。
花城昌義教頭は「このエリアは海の恵を頂いて生活できている。少しでも海から得ているものを感じてほしい」と児童の成長に期待。
児童と触れ合った高宮城委員長は「体験ハーリーを通してウミンチュの仕事に興味持ってほしい。将来、漁師やさしみ屋になる子もいるかも」と笑顔を見せた。
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