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農業は可能性に満ちた産業 (鶴岡)「食と農のビジネス塾」一般公開講座 スマートテロワールの意義や進捗状況

 山形大農学部などによる「食と農のビジネス塾」一般公開講座が5日、三川町子育て交流施設テオトルで開かれ、浦川修司教授と中坪あゆみ助教の2人が、同学部が中心になって取り組む「スマート・テロワール(食料自給圏)」の意義や進捗(しんちょく)状況を語った。

浦川教授(奥)らがスマート・テロワールについて語った公開講座

 このビジネス塾は、同学部と庄内5市町などでつくる「地域定住農業者育成コンソーシアム」(会長・村山秀樹同学部長)が2016年度から毎年、自立した農業者の育成による定住促進を狙いに開講。本年度は同学部や鶴岡市立農業経営者育成学校SEADSの1年次生ら27人が年間を通じ162時間の講座を受けている。この日は一般を含め約30人が参加した。

 浦川さんは「循環型農村経済圏―スマート・テロワール―を目指して」と題して講義。スマート・テロワールについてはカルビー創業者の故松尾雅彦氏の造語で、「その地域の風土を生かし、特色ある農畜産物を作る食料自給圏」と説明した。それを庄内で実現するため、2016―20年度に松尾氏の寄付講座を開くとともに、地域の農家や加工業者、スーパーなどと連携して畜肉、大豆、小麦、馬鈴薯の各チームを立ち上げ、消費者ニーズに沿って生産する「地消地産」を進めていることを紹介した。

 また、日本の食料自給率は38%と低い中、さらに飼料の輸出入を勘案した場合、自給率は豚肉で6%、牛肉で11%などと極めて低い現状を指摘。余剰水田を永久畑地化して飼料などを作り、耕畜、農工、工商の各連携で循環型食料自給圏をつくる意義を強調し、「自給率38%ということは、伸び代が62%。農業は可能性に満ちた産業」と訴えた。

 一方、中坪さんは「庄内のテロワールを生かした地域循環型畑輪作の構築とその食品加工」と題し、16年度から庄内でスマート・テロワールの実現に向け、取り組んできた成果を紹介。土壌分析や収益性などを踏まえて輪作の在り方を検討し、現段階では飼料用トウモロコシ、枝豆・大豆、小麦、根菜(赤カブ、大根、ニンジン)の輪作を有望視しているという。また、生産された小麦「ゆきちから」を中華麺やうどんなどに加工し、庄内のラーメン店やスーパーなどで販売、好評を得ていることを紹介し、「できることから小さく始め、みんなで少しずつアップデート(更新、改善)していくことが大事。30年ぐらいかけて、庄内でスマート・テロワールを確立したい」と夢を語った。

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