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荘内日報社

都沢湿地 ほとりあ10周年 多様な生態系展示 植物や淡水魚、水生昆虫など50種 (毎週土曜日ギャラリートーク8月23日まで)

 鶴岡市馬町の市自然学習交流館ほとりあで、設立10年を記念した展覧会「都沢湿地の生きもの展―都沢湿地の主役はアメリカザリガニだけじゃない!」が開かれている。訪れた多くの人が生きた生物の展示を通じ同館周辺の都沢湿地の多様な生態系に触れている。展示会は8月23日(月)まで。

上山副館長(左)のギャラリートークを聴く子どもたち=23日

 同館は2012年にオープンして以来、市民が都沢湿地の自然に触れ合えるイベントや、同湿地の自然環境を保全する活動として、外来生物の駆除や水路の草刈りなどを行ってきた。今回はその保全活動を通して確認された植物や淡水魚、水生昆虫など約50種を生きたまま26個の水槽に入れ、解説文とともに展示した。

 このうちウシガエルやアメリカザリガニなどの外来生物は食害などで既存の生態系を壊してしまうことから、同館が駆除に力を入れている。過去に生息していたオオコオイムシやヤリタナゴなどは今ではほとんど見られなくなった。ガムシやヒメゲンゴロウなどは保全活動の成果によって生息数が増えてきた。

 今月23日にはギャラリートークが開かれ、訪れた子どもたちは上山剛司副館長から外来生物の影響や、保全活動の経緯などを聴き、展示されている生き物と触れ合った。小学3年生の中野結月さん(8)は「ザリガニを触ってみて、力が強くてすごかった」、上山副館長は「都沢湿地には、市民にとって印象のあるアメリカザリガニだけでなく、多くの生物や植物がいることを知ってもらいたい。人それぞれ好きな生き物は違うと思うので、いろいろな楽しみ方を味わってほしい」と話した。

 ギャラリートークは毎週土曜日午後1時半―同2時半に開催される。予約、参加費は不要。問い合わせは市自然学習交流館ほとりあ=電0235(33)8693、電子メールinfo@hotoria-tsuruoka.jp=へ。

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