毒キノコ、幻想的に淡く光る ツキヨタケ

暗闇の中で淡く光るツキヨタケ。光っていないキノコは別の種類(田辺市龍神村の護摩壇山で)=長時間露光
シイタケやムキタケなどに似た毒キノコ「ツキヨタケ」が、和歌山県田辺市龍神村の護摩壇山で淡い光を放ち始めた。県食品・生活衛生課は「毒キノコは外見での判断が難しい。山中でキノコを見つけても、素人判断で食べたり、他人にあげたりしないで」と呼び掛けている。
ツキヨタケのかさは半円形が多く、大きなものは直径が20センチを超える。裏のひだが発光する。全国的に食中毒になりやすいキノコで、県内でも発生している。誤って食べると、嘔吐(おうと)や腹痛、下痢など消化器系の中毒を起こす。
森林公園総合案内所によると護摩壇山では、標高千~1300メートル付近にあるブナの朽ち木に、梅雨期から秋にかけて発生、9月に最も多く見掛けるという。重なるように出ることもあり、他の種類のキノコと一緒に発生することもまれにある。暗闇で目が慣れてくると、青白くほのかに光って幻想的に見える。新しいものほどよく光る。
関連記事
断水、崩土…各地で被害 2日の大雨で和歌山県南部
梅雨前線の影響で和歌山県内は2日、大雨に見舞われ、各地で被害が発生した。田辺市上秋津では全域の1280戸で断水。みなべ町では民家裏の梅畑が崩れた。通行止めになった道路があったほか、交通機関には...
101歳の編田さん 町民スポーツ賞 道マスターズ選手権2種目で優勝 安平
安平町早来大町在住の編田久乃さん(101)が、町から町民スポーツ賞を受けた。昨年の北海道マスターズ陸上競技選手権大会の「100~104歳クラス」において、2種目で優勝を果たした栄誉をたたえたもので...
朝市活況、鮮魚ずらり 県漁協宇部岬支店【宇部】
魚食普及へ新企画、タイやチヌ割安販売 捕れたての鮮魚を召し上がれと、県漁協宇部岬支店青壮年部(上村謙太部長)の朝市が3日、同支店前で開かれた。マダイやコウイカ、ブトエビなどが割安で販売され、...
遠隔診療と地域交流実証実験 酒田市が山大、公益大、NTT東日本と協定 活性..
酒田市は2日、山形大学(山形市、玉手英利学長)、東北公益文科大学(酒田市、神田直弥学長)、NTT東日本(本社・東京都、澁谷直樹社長)と「庄内地域における遠隔診療と地域コミュニティ形成に関する実証実...