徳之島産、東京で高い評価 和牛や青果類をイタリア料理に あまみ農協

徳之島の素材をイタリア料理のフルコースで表現した菊池恒毅料理長(左)
鹿児島県奄美群島のあまみ農業協同組合(窪田博州代表理事組合長)は、7月1日から東京・日本橋の高級イタリア料理店で「徳之島フェア」を開催している。徳之島育ちの黒毛和牛や青果類を、同店の菊池恒毅料理長(43)が多彩にアレンジ。島の自然が見事に皿の上で表現されている。美食家からも高い評価が寄せられている。
会場は日本橋三越新館10階のイタリア料理店ASOチェレステ日本橋。菊池料理長が食材探しの旅で徳之島を訪れたことがフェア開催のきっかけとなった。
前菜では奄美群島産の鮮魚を徳之島産のパパイアでサラダ仕立てに。ドレッシングに使っているパッションフルーツも徳之島産だ。
肉料理のメインでは徳之島生まれの黒毛和牛が絶妙な火加減でローストされている。軽く焦がした純黒糖とバルサミコ酢と赤ワインがソースとして添えられる。付け合わせのオクラも徳之島直送だ。

徳之島生まれの黒毛和牛をローストしたアロッスト
ランチを楽しんでいた都内在住の60代女性は「素材の良さがシェフの技術で全て引き出されていると感じた。南の島に旅行した気持ちになりました」と笑顔で語った。
菊池料理長は「徳之島の海岸で偶然見つけた食草を前菜に採用した。島の生産者の方の思いをしっかりと受け止め、お客さまに喜んでいただける料理を提供したい」と力を込めた。
同フェアは31日まで。
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