飛び交う姿に思いはせ

ホタルを川に放つ児童ら=豊橋市の嵩山川で
豊橋市立嵩山小学校の児童約80人が28日、近くの嵩山川にホタルの幼虫約950匹を放流した。児童らは成虫になり、初夏の夜空を幻想的に照らす姿に思いをはせた。 かつての乱舞こそ見られないが、今でもホタルが飛び交う嵩山川。地域の自然の豊かさを知り、生命を大切にする気持ちを育てる目的で12年前から放流している。 この日は、児童たちが紙コップに入った1センチほどの幼虫をそっと放した。餌となる巻き貝カワニナも流し、成長を願った。 幼虫は4年生が自らの手で成虫を採取し、卵をふ化させ育てていた。 4年・藤原杏緑さん(9)は「ごみを拾うことでホタルも喜んでくれると思う。もっと川をきれいにしたい」、同・近藤和(にこ)さん(9)は「おばあちゃんたちから聞いたホタルがたくさんいる川がもう一度見られるといいな」と、黄緑色の光を放ちながら舞う姿を期待した。
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