「漁なくさみ」を復活 児童も海の恵み体感 徳之島町手々

竹の棒を持って網の方向へ魚を追い込む参加者=18日、徳之島町手々

網にかかった魚を回収する子どもたち=18日、徳之島町手々
鹿児島県徳之島町(徳之島)の手々集落青年部(林山堤部長)は18日、手々浜海浜公園で、近年途絶えていた漁なくさみ(追い込み漁)を復活させた。集落の子どもから高齢者まで約30人が参加し、大小約60匹の魚を捕獲。子どもたちは魚をさばく体験のほか料理も堪能し、古里の海の恵みを体感した。
同集落では、夏に漁なくさみを実施していたが、約15年前から集落単位では開催していなかった。今回は子どもたちに伝統漁法を体験させ、集落活性化につなげようと企画した。
18日は午後1時すぎから、同公園近くの海岸で追い込み漁を実施。約20人が一列になって竹の棒で海面をたたき「わっしょい、わっしょい」と声を上げながら約200メートル先に仕掛けた網へ魚を追い込んだ。
網にはボラやダツなどの魚がかかり、子どもたちがうろこ取りや三枚下ろしなどの下処理も体験。その後、集落の集会施設で集落婦人部が調理した料理を堪能した。
追い込み漁に参加した手々小の児童は「追い込む時に海水が目に入って大変だったけど、たくさん魚が取れてよかった。追い込み漁をしていた昔の人の知恵はすごい」と笑顔をみせ、林山部長(55)は「今後も集落を盛り上げていくため、いろんなイベントを企画したい」と話した。
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