全国育樹祭 記念ジン完成 アカエゾマツやシラカバの葉など原材料に
10月に苫小牧市静川の和みの森で行われる第44回全国育樹祭を記念し、同森のアカエゾマツやシラカバの葉などを原材料に仕込んだジン「火の帆(ほのほ)」が完成した。育樹祭の主催団体の一つ、苫東・和みの森運営協議会が中心となって作り上げた蒸留酒で、オンラインショップで販売中だ。
苫東の樹木の葉などを原料に使ったジン「火の帆」(提供)
製造は後志管内積丹町の酒造業者、積丹スピリットに委託。原材料の葉や枝は和みの森で調達し、割り水には苫小牧市が提供したとまチョップ水(ペットボトル入りの市の水道水)を使用した。容量100ミリリットル、アルコール分45%。税込み1980円(送料別)で、限定2000本で販売している。
2007年の第58回全国植樹祭で植えた樹木のうち、間伐された木材を有効活用。葉は同協議会のイベント「月に一度は森づくり」の参加者やボランティアが今春、同森で採集し、刻んだものを使った。
同協議会副会長の上田融さん(47)は「子どもたちに『いつか親子で飲もう』と約束できるきっかけをつくれたのでは」と感慨深げだ。
全国育樹祭は、同協議会や道、国土緑化推進機構などが主催。昨年10月3、4日に開催予定だったが新型コロナウイルス感染拡大を受けて延期された。今年10月9日に和みの森でお手入れ行事、10日に札幌市の道立総合体育センター(北海きたえーる)で式典が予定されている。
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