白浜空港でホップ栽培 目指せ〝ビールで乾杯〟

南紀白浜空港で育つホップ。円内は実のアップ写真(和歌山県白浜町で)
和歌山県白浜町の南紀白浜エアポートが、ビールの原料であるホップを南紀白浜空港で育てている。人と人が交流する手段としての取り組み。関係者は「みんなで育て、収穫した実などで作ったビールで乾杯したい」と期待している。今後、賛同する個人・団体に協力の輪を広げ、関連イベントを開いていく。
空港での栽培は今春に始めた。ホップはつる性で、現在は高さ約5メートルにまで成長し、実をつけ始めている。
岡田信一郎社長は「地元の人や首都圏から訪れる人が、ビールを片手に語り合えるようになれば面白い」と話す。収穫した実を使うビールは、町内の「ナギサビール」で製造してもらう予定。名称やラベルのデザインを考える催しも考えている。
今回の企画は、緑化事業を手掛ける企業「東邦レオ」(大阪市)が協力している。大阪市や福岡県宗像市でも同様の取り組みに携わっており、それぞれにはビール醸造所もあるという。担当者は「ホップの栽培から醸造、乾杯までの一連のサイクルを多くの方に楽しんでもらえるといい」と話している。
関連記事
国学院が連覇達成 宮古島大学駅伝 2位順天堂、3位青学
宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025(主催・同実行委員会)が9日、市陸上競技場を発着点とした6区間82・0㌔で行われ、国学院が最終区で順天堂を逆転し、4時間8分38秒で2連覇を達成した。2位は28秒差...
諏訪湖の広範囲が結氷、御神渡り「赤ちゃん」も確認 7季ぶり出現へ望みつな..
長野県の諏訪地方は9、10両日、寒気と放射冷却で朝の冷え込みが強まり、諏訪湖は広い範囲が結氷した。御神渡り(御渡り)の判定をつかさどる諏訪市小和田の八剱神社は9日朝、今季初めて高台からも観察し...
初年度は3万人を想定 4月オープン「ソラミル」
和歌山県の串本町議会の臨時会が6日にあり、町が提出した「町宇宙ふれあいホール条例」の制定案を可決した。旧古座分庁舎(西向)を改修して、4月1日に全面オープンする「宇宙ふれあいホールSora―Mi...