自然遺産応援デザイン缶 竹富町に贈呈 キリンビール発売

世界自然遺産登録を応援するキリン一番搾りのブランド商品をPRした波多野潤支社長(左から2人目)ら=15日午後、竹富町役場仮庁舎
キリンビール㈱九州統括本部沖縄支社(波多野潤支社長)は15日、キリン一番搾り生ビール「奄美・沖縄世界自然遺産登録応援デザイン缶」の発売を記念して、遺産登録候補地の西表島を行政区に持つ竹富町を訪ねた。商品は遺産登録を応援するため、今月13日に九州・沖縄で数量限定販売を開始。同社はブランド商品の売り上げ1本につき1円を、自然環境保全活動を目的に登録候補地の自治体へ寄付している。同社は2017年から継続しており、ことしで5年目。
限定ビールは1本350㍉㍑。沖縄県内約9900ケース(1ケース24本)を含む全1万8000ケースを販売予定。オープン価格で1本200円前後を想定。
ことしのパッケージデザインは鹿児島県在住のイラストレーター・上坂元均さんが手掛けた。「奄美・沖縄」を全面に出し、〝のんびり感〟や〝ほのぼの〟とした島特有の温かみを表現。明るく楽しさを感じさせる雰囲気になっている。
波多野支社長は「商品を通じて登録候補地を盛り上げたいという思いで2017年から始まった。これまで登録延期もあったが、社員一同(再挑戦を経た)登録に向けて県民の皆さまと機運を盛り上げていきたい」とあいさつし、西大舛髙旬町長に1ケースを寄贈した。
西大舛町長は「企業の皆さまに応援していただき感謝申し上げる。自然遺産登録は国内でも最後の地と言われている。登録後も活用と自然環境保全をしっかりとやっていきたい」と述べた。
このほか、同社は西表島・やんばるの世界自然遺産登録を応援するため、専用の応募はがきからクイズに答えた人を対象に抽選で名護市のホテル宿泊券、本部町・西表島の特産品、東村のバギーアドベンチャーツアー無料券が当たるキャンペーンを実施中。同はがきはスーパー店頭などで入手可。
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