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北羽新報社

「木福連携」で秋田杉の積み木商品販売へ

ぴあわーく利用者がスギを原料にした草木染めを実習(能代市南部公民館で)

 能代市木の学校(佐々木松夫所長)と社会福祉法人能代ふくし会(三澤弘文理事長)が運営する指定障害福祉サービス事業所・ぴあわーく(同市宮ノ前、佐藤潤一施設長)が連携し、秋田杉のおもちゃ(積み木)の商品化を目指している。木の学校が製作する星形、ハート形などの積み木をぴあわーく利用者がやすり掛けし、収納する巾着袋なども手作りして販売する計画。

 木の学校指定管理者の能代木材産業連合会(越後春彦会長)は、市内で生まれた赤ちゃんに記念品をプレゼントする市の「めんchoco(ちょこ)誕生事業」に対し、木のおもちゃ3点セットなどを納品している。おもちゃは基本、出産した家庭でないと入手できないが、佐々木所長によると、市民から「私も欲しい」「販売はしないのか」という声が多く寄せられているという。
 木のおもちゃに関しては以前、製作過程の一部をぴあわーくに委託していたことがあり、ぴあわーく側に今回、商品化へのチャレンジを提案。秋田杉の積み木として年内の販売を目指すことが決まった。積み木を収納する巾着袋にもスギを原料にした草木染めを施し、色やにおいも含め、子どもたちが五感を使って楽しめる商品にする。
 草木染めの技術は、木の学校利用者でトールペイント作家の佐藤文子さん(59)=同市機織轌ノ目=と、のしろ木工品市場元スタッフの太田和花子さん(53)=同市末広町=の2人が、市内に住む経験者の指導を受けて習得。今月7日には、今後草木染めの作業に当たることになるぴあわーくの利用者4人が、南部公民館で佐藤さん、太田さんから木綿の白布を染色する手順を教わった。
 利用者は前日から、白布が染まりやすいよう豆乳での下染めや、布に模様を付けるための輪ゴムしばりなどを行っており、この日はスギの木片を煮出ししてつくった染液を鍋で加熱し、布を沈めて染色。色落ちしないようにみょうばんを溶かした液体にも浸し、最後に水洗いして輪ゴムを外すと、茶色に染まった布に、ほのぼのとした味のある模様が浮かび上がった。
 実習に参加した同市二ツ井町の安部結希さん(27)は「模様がかわいく、花火みたいで感動した。これから商品にしていくのが楽しみ」と話した。
 木の学校の佐々木所長は「ボランティアの協力も得て、良い形で『木福連携』が進められている。引き続き商品化に向けて支援していきたい」と語った。

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