全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

紀伊民報社

セーリング無料で体験 田辺ヨット協会

ヨットに試乗して風との一体感を楽しむ子ども(和歌山県田辺市目良で)

 風を受けて海上を疾走するヨットの楽しさを多くの人に知ってもらおうと、和歌山県田辺市の田辺ヨット協会は、無料の体験教室を開いている。子どもから大人まで参加できる。協会は「エコなスポーツ。身近な海がもっと好きになるはず」と参加を呼び掛けている。

 協会は1972年設立のスポーツ団体。同市目良のヨットハーバーを拠点に、40~60代のメンバー10人が活動している。かつては全国大会や国際大会に選手を輩出したが、近年はメンバーも高齢化し、教室参加者も少なくなったという。
 川崎雅啓会長(61)は「ヨットはハードルが高いと思われがちだが、決してそんなことはない」と強調する。競技者として世界を目指すのもよし、家族の交流や高齢になってからの趣味など、さまざまな楽しみ方がある。田辺での約50年の活動では大きな事故は起きていないという。
 教室ではOP(オプチミスト)と呼ばれる子ども向けの小型ヨットや、協会メンバーが所有するヨットを使用する。いずれもエンジンなどの動力はなく、風を操って進む。この感覚をつかむまでが難しいが、子どもの方が上達が早いという。小学1年生くらいから始められる。
 事務局の熊本吉郎さん(56)は小学5年の時に教室に参加し、ヨットに魅了された。79年に地元で開催された全国大会にも出場している。「速い艇なら、元島から白浜の臨海まで、15分で行ける。風との一体感を味わってほしい。月1回の練習でも、1年通えばかなり上達する」と太鼓判を押す。
 11日の教室に参加した田辺市三栖小学校3年の竹下明日夢君は「ヨットからいろんな魚が見られて楽しい。もっと沖に出てみたい」と目を輝かせた。
 定例の教室は4~11月の第2日曜午前9時~午後2時。それ以外にも希望があれば、協会メンバーが対応可能な日曜には随時開催している。
 問い合わせは写真共有アプリ「インスタグラム」のメッセージ、またはメール(tanabeyacht@gmail.com)で田辺ヨット協会へ。

関連記事

紀伊民報社

落ちアユ狙う伝統漁法 「せぎ漁」始まる

 和歌山県田辺市本宮町などを流れる熊野川やその支流で、産卵のために川を下る「落ちアユ」を狙う伝統漁法「せぎ漁」が始まっている。本宮町川湯を流れる大塔川では25日、アユの群れをめがけて網を投げる地...

原因究明し資源回復へ 「調査研究会」を発足 「鵡川ししゃも」記録的不漁受け

むかわ町のブランド「鵡川ししゃも」の記録的不漁を受け、町や鵡川漁業協同組合、道内調査研究機関などで構成する「鵡川ししゃも資源再生調査研究会」が25日、発足した。昨年秋から町内で稼働するししゃもふ化...

荘内日報社

好調!!庄農うどん大作戦 4週で1160食注文 「おいしいね」の声に喜び実感 庄内..

 鶴岡市の県立庄内農業高校(坂井孝朗校長)の生徒が取り組んでいる「庄農うどん大作戦!Season5」が好調だ。今年も今月初めに藤島地域の飲食店9店舗で生徒が作った「庄農うどん」の提供が始まったが、客...

宇部日報社

埴生小・中で稲刈り始まる【山陽小野田】

 埴生小・中(東原秀一校長)に隣接する学習田「ハーブねっと農園」で25日、稲刈り体験が始まった。午前中は小学5年生27人、午後は中学1年生26人が黄色く色づいたもち米品種マンゲツモチの稲を鎌で...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク