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入場者25万人 新型コロナ影響 政府目標の4分の1 アイヌ文化発信に成果 ウポポイ開業1年

アイヌ文化の復興と発展のナショナルセンターとして国が白老町に整備した民族共生象徴空間(ウポポイ)が12日で開業から1年を迎えるのを前に、管理運営するアイヌ民族文化財団(本部札幌)は9日、ウポポイで記者会見を開いた。新型コロナウイルス感染流行の逆風に遭いながらも、オープン以降の入場者数は25万5000人に上ったとし、斉藤基也本部長は「ウポポイの使命であるアイヌ文化発信、普及啓発に一定の成果があったと評価していただけるのではないか」と述べた。

ウポポイの今後の展開などを説明する斉藤本部長(左)と佐々木館長

 昨年7月12日に開業したウポポイの入場者数は、今月7日(営業日数計285日)までに25万5190人となり、1日平均で895人(平日765人、土日祝日1106人)を数えた。受け入れ人数の制限、緊急事態宣言に伴う休館措置(6月1~20日)など新型コロナの影響で、年間100万人を掲げた政府目標の4分の1にとどまったものの、斉藤本部長は入場実績について「制約がある中でこれだけの方々に来場していただいた」と受け止めた。さらにコロナ収束後を見据えて、「展示や上演プログラムの充実を図りたい」と述べた。

 来場者のウポポイへの評価については「独自の聞き取り調査で満足・まあまあ満足を合わせて7割に上った」と説明。満足度を高めるため、「チセ(家屋)内覧プログラムを拡大したり、子ども向け行事を取り入れたりと来場者ニーズに応えてきたところ」とし、今後も取り組みを進める考えを示した。

 小中学校や高校の教育旅行の実績に関しては、初年度の2020年度に道内外の643校・計5万1562人が来場。今年度は7月7日までに797校(計7万8003人)から予約が入り、人数で既に前年実績の1・5倍となった。児童生徒の教育施設としての存在感も高まる中、斉藤本部長は「アイヌの文化歴史、世界観を学び、文化の多様性や人権尊重の気持ちを養っていただくために精進したい」と語った。

 文化伝承の担い手育成も施設の大きな役割とし、「旧アイヌ民族博物館の資料を教材に伝統的歌唱などを学ぶチームをつくり、伝統芸能のスキルアップを図っている。ウポポイの機能を果たせるよう努めたい」と述べた。

 一方、国立アイヌ民族博物館の入館者数は、今月7日までに19万3716人となり、1日平均で680人(平日615人、土日祝日783人)を数えた。佐々木史郎館長は「コロナ対策を続けてきた中ではまずまずの数字。今後イベントの種類を増やすなど、いろんな形の博物館の利用方法を提供したい」と述べた。調査研究については「科学分析装置も活用して研究活動を深め、成果を展示や教育に生かす博物館機能を軌道に乗せたい」とし、苫小牧市弁天で今年発見されたアイヌ民族の舟イタオマチプの共同研究を同市と進めていることも明かした。また、3月の日本テレビの情報番組でアイヌ民族への差別的表現があった問題を受け、小中学校の授業でアイヌ民族について正しく伝えてもらうため、教員対象の研修会を8月2日に開くことも説明した。

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